―――前日・宮永家

咲「今年の京ちゃんの誕生日プレゼントどーしよう……」

咲「中学の時はハンドボールやってたから選ぶの楽だったなー」

咲「去年あげたバッグは小さすぎ!とか言って全然使って貰えなかったけど……」


咲「京ちゃんよく食堂使うからタダ券とかがいいのかな?…でも私食堂使わないからタダ券貰えるほどポイント貯まってないよ…」

咲「麻雀頑張って貰うために麻雀関係の本とか?……京ちゃん弱いし嫌味だと思われたら…」

咲「じゃあCDとか?…って京ちゃんと音楽の趣味合わないからイマイチ何選んで良いか分かんないんだよね」

咲「他に京ちゃんが最近興味持ってることは……何かあったっけ?」

咲「むー、もう何が良いか分かんなくなってきちゃったよぉ……お父さんに欲しいもの聞いてそれを参考にしよう」






―――当日・清澄高校麻雀部部室

一同「須賀くん・京太郎・京ちゃん」「誕生日おめでとー!!」

京太郎「うわぁ、ありがとうございます!いざ自分が祝われる側になるとやっぱりうれしいもんっすね」

優希「食堂のタダ券だじぇ!これで毎日3食タコスを頼みまくれるじぇー」

京太郎「おぉ、地味に助かるわ!でもタコスはいらねーけどなー」

和「私からは麻雀の教本を。分かりやすくて私もたまに読み直しているんですよ」

京太郎「あはは…相変わらず手厳しいな…。でも嬉しいよ、サンキュー和」

久「私からはCD。須賀くんこのロックグループ好きだったでしょ?」

京太郎「えぇ?なんでこれ好きだって知ってるんすか?!しかも昨日出たばかりの最新アルバムだ…すげぇ」

まこ「おんし、前に麻雀のゲームやっとっちゃろう?ワシもゲーム始めたけぇフレコ交換じゃあ」

京太郎「いきなりグレード下がったような気が……でも嬉しいっす!今度面子集めて対戦しましょう」


咲「」


京太郎「あれ?咲からは何もないのか?」

咲「おっ、今日はいつもよりずうずうしいな!犬のくせに」

京太郎「まぁ咲からは毎年貰ってるし別にいいけどな、気持ちだけでも…」

咲「あ、あるよっ!ちょっとここに持ってこれてないだけですから!」

和「そうなんですか?」

咲「そ、そうだよっ!ちょっと待ってて取ってくるから!」ガララッ

京太郎「……なんか気まずくて逃げ出したように見えたの俺だけ?」

和「私にもそうにしか見えませんでした…」

まこ「のう、いま咲のポケットからこれが落ちたんじゃけど」スッ


つ 雑用手伝ってあげる券

「……」


久「子供かっ!!」

優希「今どき小学生でもやらないじぇ…」


京太郎「もしかしてこれ追っかけた方がいい…?」

和「と思います、多分…」

京太郎「咲ぃー!ちょっと待てえぇぇぇー!!」ダッ!

その後、京太郎は券を使い切るまで咲に持ってもらう荷物を小分けにするようになったとか

ちなみにその時に去年の咲のプレゼントが重宝されているという

カン!