京太郎「誕生日おめでとう、マホ」
マホ「ありがとうございます! 京太郎先輩!」
京太郎「けど、おっかしいなぁ」
マホ「どうかしましたか?」
京太郎「今日、部室で誕生日会やるってみんなで話し合ったのに、何でか誰もいない上に、電話もとらないし。何かあったのかなぁ?」
マホ「あっ……違うんです」
京太郎「? 何が?」
マホ「マホ……さっき皆さんに頼んで、京太郎先輩と少し二人きりにしてもらったんです」
京太郎「? 何で……?」
マホ「マホが、京太郎先輩と二人きりで話したいことがあって、頼みました」
京太郎「話したいこと?」
マホ「はい。マホ、今日が誕生日です。だから……勇気を出して、告白します」
京太郎「え!? こ、告白!?」
マホ「マホ、京太郎先輩のことが、大好きです!」
京太郎「えっ? マホが、俺のことを……?」
マホ「最初は、金髪で背が高くて、少し怖かったんですけど……」
マホ「ダメダメな私と一緒に麻雀の勉強してくれたり、落ち込んでるときにそばにいてくれる……。そんな優しい先輩のことが、大好きになっていったんです」
京太郎「……」
マホ「マホと、お付き合いしてください!」
京太郎「マホ……」
マホ「ダメ、ですか……?」
京太郎「……ダメな訳、無い」
京太郎「俺も、何にでも一生懸命で、精一杯頑張る、そんな努力家なマホのことが大好きだ」
マホ「えっ! それじゃあ……!」
京太郎「マホ、これからも、よろしくな?」
マホ「はい!!」
京太郎「それじゃ、部長達に話が終わったって連絡を……」
マホ「京太郎先輩!」
京太郎「ん?」
チュッ
京太郎「!!?」
マホ「マホ、とっても幸せです!」
カン
和「マホ……良かったですね」
久「これ、もう入っていいのかしら?」
まこ「まあまあ。もう少し二人きりにしてあげんさい。それよりも……」
咲「」
優希「」
まこ「この二人をどうにかせんと……」
モイッコ カンッ
最終更新:2015年02月15日 16:56