憧「隠し芸?」

京太郎「ああ。今度、阿知賀こども麻雀クラブのみんなとクリスマス会やるだろ?」

穏乃「うん!楽しみだなぁ!」

京太郎「そこで余興の一つでも考えといてって赤土先生に言われてさ」

憧「なにか案でもあるわけ?」

京太郎「まぁな。それで皆に披露する前にちょっと見てほしくてさ、いいかな?」

穏乃「おお!見せて見せて!」

京太郎「ふふん、まぁ慌てなさんな。それじゃあ用意するぞ」

憧「麻雀牌を使うのね」

京太郎「ああ、麻雀部らしいだろ?そして牌をこの箱の中に入れてっと……」

京太郎「盲牌しながら一発ギャグやりまーす」

憧「え、なにそれ」


京太郎「ショートコント、落し物」

京太郎「すいません、コレ落としましたよ?」

京太郎「え、あ、ホントだ!どうもありがとうございます」

京太郎「いや、お礼なんていいですよ……いいですよ……いいっすよ……いーっそー……」

京太郎「一索!ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

穏乃「あ、これ見た事ある!」

憧「どこの宇宙海賊よ……」

京太郎「コレ!一索!……よっし当たったぁ!」

穏乃「おおスゲー!もっと見せて!」

京太郎「ネタはまだまだあるぞー」

憧「あるのね……」


京太郎「ショートコント、ごちそう」

京太郎「うわぁ、クリスマスはごちそうがいっぱいで嬉しいなぁ~」

京太郎「ホラ、見てよこの美味しそうなローストチキン……ローストチピン…チーピン……」

京太郎「七筒!ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

京太郎「コレ!七筒!」

穏乃「おお!また当たった!」

憧「季節ネタ入れてきたわね」


京太郎「ショートコント、荷物」

京太郎「すみませーん、たっきゅうぴんでーす……九筒!ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

京太郎「コレ!九筒!」

憧「緩急つけてきたわね」


京太郎「ショートコント、飲み物」

京太郎「ああ、喉渇いたなぁ。なんか飲み物ないかな?」

京太郎「あったあった。えーとコレは烏龍茶かぁ……ウーロンちゃか……ウーワンちゃ……ウーワン」

京太郎「五萬!ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

京太郎「ソーレ……あ、あれ?」ガチャガチャガチャガチャ

穏乃「見つからないの!?」

憧「モタモタしすぎぃ!」

京太郎「コレ!五萬……あ!」

憧「ソレ八索よ!」

穏乃「間違えちゃったよ!」

京太郎「ああ、やっちまった~……」

穏乃「ま、まあ萬子は盲牌むずかしいからしょうがないよ……」

京太郎「そうだよな。しょうがないよな……しょうがない……しゃあない……しゃーn……」

京太郎「西!ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

憧「リカバリーネタまで!?」

京太郎「コレ!西!」



京太郎「どうだった?」

穏乃「すげーおもしろかった!」

憧「んーまぁまぁかしら」


京太郎「これの為に盲牌めちゃくちゃ練習したんだ!」

憧「間違えてたけどね」

京太郎「ああ、まだ正解率が低くて……。だから一応もうひとつくらいネタ考えとこうと思ってさ。なんかない?」

憧「他のネタかぁ……」

穏乃「二人羽織とかどうかな?」

京太郎「二人羽織かぁ、いいかもな!」

憧「定番の芸ね」

京太郎「よし、早速やってみるか!」

穏乃「おう!」

憧「そうね、穏乃と京太郎なら体格差あるし、ちょうどいいんじゃない?」


穏乃「ちょ……コレ腕届かないよ……」

憧「体格差ぁ!」

憧「いや普通ムリだって一目見て気が付くでしょ!?逆逆!穏乃が前で京太郎が後ろ!」

穏乃「あ、そうか!」


京太郎「ちょ……穏乃のジャージちっちぇ……」

憧「体格差ぁ!!」


憧「入るわけないでしょ!小学生の和でギリギリだったんだから!アンタの上着でも使いなさいよ!」

京太郎「いや、上着類は全部宥さんに奪われちゃって……」カタカタ

憧「宥姉ぇ!?アンタどおりでこんな季節にシャツ1枚だったのね!?」

京太郎「着るもの無いし二人羽織は諦めよう……」カタカタ

憧「返してもらいなさいよ……」

穏乃「じゃあ他になにやる?」

憧「あーもうネタとかじゃなくてもいいんじゃない?歌でも歌ったら?」

京太郎「なるほどな。実は俺、結構歌には自信あるんだぜ?」

穏乃「へぇ、そうなんだ。ちょっと歌ってみせてよ!」

京太郎「いいぜ。んっ……んんっ……」


京太郎「あいそぉなしのぉきみがわらった~」

穏乃「うわぁ!めっちゃ上手い!」

憧「ミスチルか!……そして無駄に良い声……」


京太郎「こいなんてぇ!いわばエゴとエゴのスーソウゲーム……四索!」

京太郎「ソーレッ☆」ガチャガチャガチャガチャ

憧「それまだ続いてたの!?」



灼「もう3人で漫才やればいいと思……」

京太郎「わげわがんねぇだろぉ!」

カン!