咲-episode of K-

 麻雀という競技がありました。

 そしてその麻雀を打つ、神様に愛された娘たちがいました。

 彼女たちは人の身に余る力を、雀卓の上でぶつかり合わせていました。

 その戦いは美しい火花を散らし、人々を沸かせました。

 誰もが見上げ、指差し、その熾烈で綺麗な『戦争』を観戦しました。

 たくさんの兵士がいました。

 そして、その華々しい戦場の陰で、兵士にすらなれない人もいました。


 ――これは『戦争』の、駒の一つにすらなれなかった男の物語。

ハギヨシ「僭越ながら人には向き不向きというものがあります」

聡「やめちまえ、お前は俺から見ても立派に育つ器がある。ただしそれは麻雀(これ)じゃねえ……幾億の可能性をドブに捨てる気か?」

大沼「……一目見れば分かる。お前さんは決して栄光は掴めん……あの娘達とは根本が違うようじゃ」

 激しい雨だった。

 そのくせ、泥は洗い流してくれない、真っ黒な雨だった。

咲「やったよ! これで、これで清澄が全国に……!」

「あぁ……おめでとう」

 雨雲の向こう側にも星は煌めいている。だが雲を晴らすには、どうすればいい?

 蝋の翼すら無しに、どうあそこまで飛べばいい?

 ――こうして地に這いつくばってるだけで力尽きそうになる。どんなに力を込めても、歯を食いしばっても体が起き上がらない。重力の柱で縫い止められたように。

 だから、手を伸ばし続けるしかなかった。

 届かないと知っているくせに。

「あんた……何してんだ?」

男「いやあ何、そうやって清澄の価値を上げられちゃうと、土地をもらうこっちが困るんでねえ」

「テメェ……!」

男「嫌だってんなら力でねじ伏せてみせろよ、お子様たちの麻雀でなあ……!」

 少女たちの死角から這い寄る影。気づいたのは男一匹。

(だ、ダメだ……! どうすりゃいい!? 何もかも俺の敵、配牌もツモも何もかもがそっぽを向いてやがる……! だが、ここで勝たなきゃ、あいつらは! でも、こんなのッ!)

男「手が震えてるぜ……? ロン、点棒ありがとよ」

「ぐ、クソォッ……!」

 誰かのために居るのが当たり前だった。それは今までもそうで、これからもそうだと思っていた。

 隣にいる彼女のため。世話のかかる彼女のため。儚い彼女のため。誰にも弱みを見せない彼女のため。みんなを思いやる彼女のため。

 重なり積み上げた想いが何より愛おしく、それらの輝きに目を焼かれていた。

男「悪いがあそこまでコケにされたんだ、生かして返したら俺たちの面子が潰れる」

男「あんたは、勝つか、死ぬか、2つに1つだ」

 けれど、『誰か』を捨てた時。

 ずっとそうやって生きてきた、覆い隠してきたそれが首をもたげた時。

(あいつらを全国に行かせてやりたい、あの人の夢をかなえてあげたい、あの人たちの道を邪魔させたく――)


 ――そんなことはどうでもいい、俺は、俺は死にたくない、負けたくない。


 ターニングポイントを気づかずに踏破し追い越し置き去りにし、彼の中のそれが目覚める。

「……ツモ、2000オール」

「……ロン、11600」

男「こ、い、つッ……!?」

男「なんだ、何してやがんだ、テメェッ」

「分かってんだろ……あんたたちが、結果を招いた。俺は切り替えただけだ」

「ツモ。8000オールッ」

「これで、もう――俺/あいつらに関わるなッ!!」

「自分でも、不思議で……」

ハギヨシ「"切り替わる"人間というものはいます。衣様がそうであるように」

「俺が……衣さんと同じ……?」


聡「……驚いた。これはもう魔物なんて可愛いもんじゃねえ、正真正銘の化生だぜ。自分の命を守るために、牙をぎらつかせて相手の首筋を狙う……獣だ」

「違うッ! 俺はみんなのために、みんなの夢を守るために……!」

聡「この期に及んでまだ綺麗な言葉ばかり吐きやがる。だが結果が物語ってんだろ、自分の命をベットした時、お前は狂っちまうんだ、最高の賭けに、そのスリルに酔っ払っちまう」


大沼「人間というのは覚えたことはそう簡単には忘れん、ただ実践するに当たって頭から引き出せんだけでな。お前さんはあの5人……俺の目から見ても強者だ。そこに囲まれていて、お前さんの中に何も蓄積されてないはずがなかろう」

「……あれは、俺の実力だって? そんなの、簡単には……信じられませんよ」

大沼「トップアスリートにしか見えん世界がある。ゾーンに入るとも言うらしい。お前さんの頭の中でカチリと歯車が嵌る時があるんだろう、それがきっと、生命を脅かされた時。平和な社会に生まれ、恐らく日の目を見ることなく埋没するはずだった、お前さんのチカラだ」


ハギヨシ「衣様と同じであるというのなら……あなたのそれにも、きっと与えられた意味があるはずです」
聡「受け入れろ、そして向き合え。どう付き合っていくかはテメェ次第だ」
大沼「くっくっく、やはりお前さんは栄光など掴めんよ……! その力は毒だ、だがその力をもってすれば、金、地位、女、栄光以外のものは何でも掴めるだろう……!」


 いきなり別の道が現れて、戸惑った。今まで進んできた道と、全然違う道。右か左か。上か下か。

男「あんただな、長野の地上げを潰したって言う。ようこそ東京へ、ってな」

「違うッ、あれは、あんなのは俺じゃないッ」

男「何言ってやがる……? まあいい。俺だってあんたみたいなのゴマンと潰してきた。悪いが消えてもらうぜ」

 容赦なく選択を迫られ、でも今まで抱きしめてきたものを捨てるなんてできなくて。

男「ロン、8000。どうしたそんなもんか?」

(俺は……みんなと打っている時間が楽しかった。あの時間を、部屋を、空間を、あの部のみんなが大好きだったはずだ、それなのに、それなのにッ)

「――どうして、命を賭けちまうと、人間はおかしくなるんだろうな」

男「当たり前だろうが。人間は命を削り合って生きてきたんだ、それに興奮できなくて何が人生だ」

「ああ、そうだな。だから――俺もここで死にたくなんかない」

「ロン、12000」

男「っ、は――――?」

「ツモ、2100オール」
「ロン、8300」

男「お、おいっ、ま、待て――」

「あンたが火をつけた。焼かれんのは、あんただ」
「ロン、16000――失せろ、俺は生きる」

『決まったァァ――――ッ! 長野代表清澄高校、初の出場、そして初の決勝進出! とんでもない大番狂わせだァァァァァッ!!』

咲「これで……お姉ちゃんと……!」

和「絶対に勝ちましょう!」

優希「負ける気しないじぇ!」

久「ここまで……本当に、ありがとうッ……!」

まこ「まだ終わっとらんじゃろうが。のお、京太郎」

「え、まあ……そうですね」

咲「どうしたの、京ちゃん?」

和「なんだか上の空ですが……」

「や、ハハハッ、全然実感がわかなくってさ! 特に咲なんてこないだまでただのポンコツだとした思ってなかったしよ!」

優希「犬は黙ってお留守番だじぇ! ……私達が、優勝旗を持って来るまでな!」

「おう! 待っててやんよ!」

(……その時まで、俺が、俺でいられたら、だけど)

『長野から来たそうだな、須賀京太郎君。ところでこんな話を知っているか?
麻雀IHの裏賭博、今回は好ましくないダークホースにみんな殺気立っててな。俺としては清澄に勝ってもらえりゃ億万長者なんだが、そうは問屋が卸さないらしい。
そこであんたの力を借りたい――あんたはみんなを守れる、俺は金をもらえる、win-winってやつだろ?』


大沼「首の皮一枚繋がっとったか。畜生道に堕ちたお前さんも見ものだと思ったんだがのう」

「ふざけんなッ、俺は負けねえ、俺は生きて勝つッ」

大沼「くくくっ、ついに『みんなのため』とも言えんくなったか。まあお前さんの戦い、見させてもらうぞ」


聡「久々に見たらひでえ面してやがる。まだ決心がつかねえのか」

「いつだって……俺はみんなのために何かをしてきた、そんな自分が……好きだったんです。でも、本当の俺は」

聡「本当のテメェが何かだなんてそう簡単に分かってたまるかよ、青臭ェ悩みだ。まあそんなところも含めて俺はテメェを評価してる……忌々しいことにな。だが京太郎、その答えだけは、自分だけで出さなくちゃならねえ」

「俺が、答えを」

聡「どんなにつらくても、誰かに助けてもらいたくても、誰も頼れねえ時がある。必死に走って歯を食いしばって力こめて、そんで答えを求め続けろ。見つからなかったら? そんなの知らねえよ」


ハギヨシ「京太郎君。友人としての言葉です。――あなたの信じたことを、正しいと思ったことをやりなさい」

「……俺の、信じたこと」

ハギヨシ「それとこれは、長野の皆様からのビデオテープです。清澄の皆さんでご覧になってください」

「……ハギヨシさん、その……清澄のみんなって、俺を入れても、いいですよね……?」

ハギヨシ「……それは、あなたが決めることです」

「………………」

 いつだって、誰かが誰かを支えている。そう思って生きてきた。

 だから裏方もつらくなかったし、満足感を得られた。

『やっほー! 華菜ちゃんだし! 清澄、負けたら承知しないからな!』

『私がここに映っていているのもおかしいですけど……上埜さん、ううん、竹井さん。あなたとあなたが選んだ子たちなら、きっとやれるわ』

 そしていつか、あの5人を支えているのは、自分だけだと思っていた。

『えーっと、がんばってください……これぐらいしか言えないわよ。あ、それと京太郎、おじい様とたまには囲碁でも打ってあげてくださいね』

 でも、そんなことはなかった。

(こんなにも……)

『ワハハ、やれるだけやるんだぞー』

『影ながら応援させてもらうよ、ほら桃子も』

『……応援するっす、だから、勝ち上がるっすよ』

(こんなにも、眩しくて……)

『タコス娘、現地でタコス屋押さえとけよー!』

『……がんばろう』

『わたくし以外に負けるなんて許しませんわよ、原村和!』

『しっかり君達の活躍を見させてもらうよ、帰ってきたら凱旋パーティーだからね!』

『清澄よ、衣もお前達が吉報をもらたすことを心待ちにしているぞ!』

(ああ、なんて、こんなにも多くの……)

 ――こんなに多くの人々が、あの5人を支えていた。

 それだけの至極明快な事実なのに、何故か涙が止まらなかった。



「これ……長野のみんなが送ってくれた、ビデオテープだから」

 そう言うとみんな目を輝かせて飛びついた。咲なんか決勝まで一日あるってのに涙ぐんじまってる。

 5人の在り方は美しい。だからこそ――背筋が凍った。

 この人たちを失いたくないと。

 この人たちを穢させはしないと。

 あの日、一度手から零れ落ちたはずなのに。

 もう一度俺の手の中に、戦う理由が戻ってきてしまった。

 どうしたかったのか。何のために打ってたのか。なんで自分は、俺は――麻雀なんか。

 道端の石を蹴ると、それは少女の足下に転がった。

「あれ? えーっと……」

「……ん、君は確か、和と優希の後輩の」

「ハイ! 夢乃マホです!」

 彼女を公園のベンチに座らせ、缶コーヒーを二つ持って行く。

 甘いカフェオレをすすって、彼女は笑顔を浮かべた。

「須賀先輩は応援に行かないんですか?」

「いや、東京でやることがあって、ちょっと出かけてるだけ……君は?」

「もちろん行きます! そのために来ましたから!」

 まだ中学生だってのに、舌を巻く行動力だ。きっと和たちが大好きなんだろう。

 大好きな誰かのために何かをするというのは、とても甘美な行為だ。自分だって以前はそうしていた。

「……君は、和たちが好きなんだな」

「んー……先輩たちも大好きですけど、マホは、ちゃんと麻雀を見に来ました!」

「え……?」

「マホはまだまだ麻雀がへたっぴで、でもでも、いつか和先輩みたいにカッコよく、優希先輩みたいに派手に相手をやっつけちゃう麻雀を打つんです!」





「……いつか、やれると思うか?」

 思えばその問いは意地悪だった。疲れ切った顔でそんなことを言われたら、誰でも戸惑うだろう。

 でも、彼女は。

「はい!」

 迷うことなく、言い切ってみせた。

 自分の目指す所だけを見て、それを阻むものすら視界に入れていない――

 無鉄砲で、無茶で、危なっかしくて、頼りなくて、夢見がちな、

 美しくて、勇敢で、光り輝いていて、芯が強くて、夢を見据えた、

 そんな返事だった。

「……ハ、ハハッ」

「須賀先輩?」

 そうだな。そうだよな。

 誰だってそうだよな。夢を抱えて、自分の道を走る。

 後ろ髪を引かれながら、障害物にぶつかりながら、石ころに躓きながら、高みを見上げながら。

 そうやって自分だけの道を走っていくんだ。

「ありがとう、マホちゃん」

 掴んだ。

 栄光なんかじゃない、光なんかちっとも放ってない、それでも俺にしか掴めない、俺を待っていた何か。

「……???」

「まだ俺は頑張れる、そう思えたから」

 俺のために頑張ろう。死にたくないから。

 みんなのために頑張ろう。夢を穢させはしないから。

 だったら今までの2倍力が出る。いや、5人いるから……俺も含めて6倍。

 俺も、気持ちだけは、清澄高校麻雀部員なんだから。

 だから。

「みんなに言っといてくれ、応援できなかったらごめんって」

「え、先輩っ」

 空き缶をゴミ箱に投げ入れて、息を吸った。

 駆け出した。みんなと違う道を。

聡「来ないかと思ってたぜ……おいおい、なんてツラしてやがる。一丁前になりやがって」

大沼「ふん、今宵は良い闘牌が見られると思っていたが……こりゃあ想像以上かもしれんのう」

「うるせェよ、寿命の尽きた骸骨共。俺の選んだ道だ。笑うなりなんなり好きにしろ」

聡「ハッ、男が覚悟決めたのを誰が笑うってんだ。これで数絵の嫁入り候補としてやっとカウントできるぜ」

大沼「くっくっく、大言壮語極まれり、だが、どこまでやれる? 限界を見せてみろ、お前さんの」

「どこまででもやってやるさ。背負ってるモンを確認して、顔洗ってきたんだ」

 みんなを守るためにここにいる。俺が生き残るためにここにいる。

 それはきっと相反することなんかじゃないから。

男「……オーナーの指示でな」

女「悪いわね」

老人「若いのに、ご苦労様だ」

 三者三様、共通してんのは俺の敵だってこと。俺を囲い込んで押し潰すための布陣だってこと。

 だからどうした。もう俺は、躊躇わねえ。至極明瞭な宇宙の真理だ。

「――よろしくお願いします」

 ただこの牌に、魂をこめるだけだ。



ラジオ『決ッッッ着!! 麻雀女子IH――終幕ッッ!! 誰が予想したでしょうか!! 栄光を勝ち取ったのは、全国の頂点に立ったのは、今回初出場の無名校――長野県代表ッッ!! 清澄高校だァァァァァァァッ!!』

「クソ、あークソッ、あいつ自分は金散々ふんだくったくせに俺には樋口さん一人しか寄越さなかった! マジであり得ねえ!」

聡「悪いねえ、そのわずかな稼ぎでラーメンもらっちまってよ」

大沼「メンマ……くくっ、いい食感だ」

ハギヨシ「しかしそんなことに巻き込まれていたとは……彼女達の下に戻らなくても良いのですか?」

「いいんですよ、俺はもう役目を終えた。エピローグになって登場したって、観客がざわめくだけだ」

大沼「……替え玉」

店員「あいよ」

聡「しかし、俺から見ても見事な打ち筋だったぜ。修羅場限定とはいえ、あんだけ打てりゃ確かに裏の界隈でのし上がれるだろうよ。替え玉」

店員「あいよ」

ハギヨシ「……答えは、出ましたか? あ、私も替え玉を」

店員「あいよ」

「……この打ち方は、あいつらを守るためのものです。誰が何と言おうと、それは譲れない。だから俺は、もう、自分のためだけには打ったりしない」

「だからいらない。別の道なんていらない。俺は、俺だ。そう決めたんで……自分自身で。あ、俺も替え玉」

店員「……あいよ、兄ちゃんにはチャーシューも付けてやる」

「おっ、あざーっす」

聡「この青二才にそんなサービスいらねえよ、俺にくれ」

大沼「年の功というものを知らんのか若造、ここは俺に譲れ」

ハギヨシ「執事として立ち居振る舞いは気を付けていますが……ここは譲れませんね、ぜひ私に」

「あンたら子供かッッ!?」

 きっと後悔するかもしれない。

 いつの日か、雨に打たれながら、「やっぱりあっちの道を選べばよかった」って思うのかもしれない。

 でも、いつも雨が降ってるわけじゃないから。

咲「京ちゃんどこ行ってたの!? 心配したんだからね!?」

和「迷子になるって、咲さんじゃないんですから……」

優希「飼い主に心配させるなんて犬のくせに生意気だじぇ! ほらトロフィー運べ!」

まこ「写真も撮ってしまったんじゃが……会場でなくともいいなら、ここで撮り直すかのお」

久「ふふっ、折角だし中央でトロフィー持って映りなさいよ、迷子の須賀君♪」

「クソッ、言われ放題だが何も言えねえ……」

 雲の切れ間から覗ける星空は、いつだって美しい。

 俺はずっと、そこに手を伸ばし続ける。

「あっ、あの……」

優希「ん? マホ、どうしたんだじぇ」

「須賀先輩の横に入っても、いいですか!?」

咲「なっ」

和「おお、マホが積極的に……」

まこ「ほほう」

優希「い、犬! マホに何したんだ!」

「何もしてねェっつの!!」

久「あらあら面白い騒ぎしてるとこ悪いけど、さっさと撮っちゃいましょ、みんな寝たいだろうし」

『はーい』

 だからきっと、忘れない。

 いつだって雲の向こう側には星空がある。

 だからきっと、いつまでも走り続ける。

 俺はそんな事しかできない男なんだ。

「あの……」

「ん?」

「マホは、ちゃんと分かってますから。須賀先輩は、大事な何かを守ったんだって」

「……ああ。マホちゃんのおかげで、な!」

「わひゅっ!?」

咲「あーっ!」

優希「ちょ、ちょっと京太郎ッ」

久「はいチーズ!」

まこ「おお、もう……」

和「ふふっ、賑やかでいいじゃありませんか」




 俺の胸に抱き寄せたこの温もりを、決して忘れない。

 どんなに暗くて先が見えない夜でも、道を照らしてくれる炎を、決して忘れない。

 それが、俺が選んだ――


カンッ!