憧「しずは今頃長野かぁ」

玄「京太郎君の家に遊び行ったんだっけ」

灼「そういえば長野は明日大雪だって」

宥「あったかくない……」



長野
夜 駅前


穏乃「おお!京太郎久しぶりー!」

京太郎「長旅おつかれ様。ようこそ長野へ」

穏乃「いやーこんな時間になっちゃったよ」

京太郎「ここも結構な田舎だからなぁ……」

穏乃「それにしても長野は寒いね」

京太郎「そりゃ奈良と比べるとな。流石に雪国だし」

穏乃「でもあんまり積もってはいないんだね。道路の端が白くなってるくらいで」

京太郎「と思うじゃん?」

穏乃「ん?」

京太郎「ま、明日のお楽しみって事で。疲れたろ?荷物持つよ」

穏乃「わぁ、ありがとね!」




須賀家 玄関


京太郎「いらっさーい」

穏乃「おじゃましまーす。ここが京太郎の家か……電気付いてなかったけど家の人は?」

京太郎「ああ、今ちょっと用事でしばらく居ないんだ。だから遠慮しなくていいぞ」

京太郎「あ、そういやもう夜ご飯食った?」

穏乃「ううん、まだ」

京太郎「じゃ、少し遅くなったけどメシにするか。今作るからちょっと待ってな」

穏乃「おお、京太郎の手料理!」



穏乃「いやぁ、やっぱり京太郎が作ったご飯美味しいねぇ。後で憧に自慢してやろ」

京太郎「それでさっき写真撮ってたのか」


穏乃「ふぁぁぁ……お腹いっぱいになったら眠くなってきちゃった……」

京太郎「それじゃそろそろ寝るか?そこのソファがベッドになるからここで寝な、今布団持ってくる」

穏乃「え、京太郎は?」

京太郎「俺は自分の部屋で寝るけど……」

穏乃「私も京太郎の部屋で寝る!もっとお話ししてたいし……駄目?」

京太郎「ええ?うーん、まぁ穏乃ならいいかな……?」

穏乃「やったー!」



翌日 早朝


京太郎「……なんで俺の布団に」

穏乃「……zzz」

京太郎「服は着てるな、うん」

穏乃「うぅーん……むにゃむにゃ……zzz」ゴロン


京太郎「!?……コイツ下、履いてない!……のはいつもの事か」

京太郎「部屋の中だからって、寒くないのか?」


京太郎「とりあえず朝食でも作ろ」



キッチン


京太郎「うーん、少し多目に作ってしまったが穏乃なら大丈夫だろう」


「うわああおあーーー!!」


京太郎「お、起きたか……ってなにごと!?」


穏乃「京太郎!!」

京太郎「お、おう。おはよう」

穏乃「おはようございます!って、京太郎!外!」

京太郎「ああ、雪降ってたな」

穏乃「降ってるってレベルじゃないよ!ナニコレ?外一面真っ白なんだけど!?」

京太郎「これが雪国ってやつだよ。降る時は1日でめっちゃ積もるんだ」

穏乃「雪国ってすげー!」


穏乃「うわぁ、うわぁ、なんかテンション上がってきた―!」

京太郎「は?」

穏乃「ちょっと走ってくる!」

京太郎「は?ちょ……」

穏乃「それじゃ行ってきまーす!うおおおぉぉぉ!」

京太郎「穏乃!?」

「うわおおぉおおあああーー!」


京太郎「行ってしまった……」



5分後


穏乃「ただいま……」

京太郎「おかえり。寒かっただろ?」

穏乃「ずっと走ってたから身体はあったまってるんだけど」

穏乃「耳とか鼻とか痛い……」

京太郎「ああ……」


京太郎「長野の冬をなめるからだ。あーあ、ほっぺも赤くなって……ほれ」

穏乃「むぃ」

京太郎「うわ、ホントに冷てー」

穏乃「京太郎の手はあったかいね」

京太郎「ずっと家に居たからな。さ、朝ごはん作ったから食べようぜ」


穏乃「おお、マジで?なになに?」

京太郎「ラーメンに野菜炒めとか盛り付けたやつだけど……大丈夫か?」

穏乃「え……朝っぱらからラーメンとか……」

京太郎「だめか?」


穏乃「わかってるじゃん!こんな寒い日はラーメンだよね!」

京太郎「だよな!」



阿知賀


憧「全く、しずってばあんな時間に京太郎の手料理の写真送ってきて!」

憧「美味しそうじゃない!あんなの見たらお腹空くに決まってるじゃない!」

玄「だからって、腹いせに私達にメール転送しないでよ……」

憧「ん……メールだ、京太郎から?」


from京太郎
今日めっちゃ由暉子ふってる!


憧「ナニソレ怖い……あ、写真も付いてる」


穏乃がよろこび庭かけ回る写真


憧「犬か!」


カン!