877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 01:59:16 ID:xbwq6QMO
全国大会にて

淡「わ~い!ついに全国大会が始まりましたね~♪」キャッキャ
誠子「淡ちゃんって、ほんと麻雀の時とは性格が変わるよねー」
淡「そうですかぁ?」
尭深「………」コクコク
淡「高校に入学してから初めての全国なんですよぉ~!私だってワクワクくらいします!」
誠子「今の淡を見ていると、麻雀を打っている時はあんな凄いオーラを出すなんてとても想像つかないよね…」
尭深「………」コクコク
照「はー…」
菫「おい、照。なに溜息なんか吐いているんだ?」
照「初日はどうせ、レベルの低い学校としか当たらないんだ。正直言って時間の無駄」
菫「そうか…なら先鋒のお前が相手を飛ばしてさっさと終わらせてしまえば良い」
照「うん、そうする…」ゴゴゴォォォォ…
菫「……(単純なやつめ)」フッ

淡「わ~い!あと30分で試合が始まりますっ!楽しみだなぁ~♪」

一時間後

照「ただいま…」
菫「ああ、3連続で役満の直撃…。見事だったな」
照「あの程度の相手じゃ調…ん?」
淡「ううっ…うっ…ひく…っ」
照「………」
誠子「…(あちゃー)」
尭深「…(少しだけ可哀想かも)」
照「…ねぇ、なんで淡が泣いてるの?」ヒソヒソ
菫「…さ、さぁな」
淡「うぇ…っううっ!ちょっ…と、お、お手洗いに行ってきま…す…」
 タッタッタ

淡「ぐすん…(ヒドいです、宮永先輩…そりゃ、試合は早く終わらせるに越したことはないですけど…)」
淡「(でもでも、私だって初めての全国大会を控えた昨日は、ワクワクと緊張で胸がいっぱいで眠れなかったんですよぉ。うう…楽しみにしてたのになぁ…)」
淡「(もし明日も私の出番が来る前にどこかが飛んでしまったら、一度も牌に触ることなく全国大会が終わってしまう…。いやだよう)」
 ドスン
淡「キャッ…いたた」
京「うわぁ…!すっすいません…怪我はありませんか?どうぞ、つかまってください」
淡「あ、ありがとうございます…(わわ…よそ見して歩いてた私が悪いのに、手を差し出してくれた…)」
淡「……(それに、背が高くてちょっとカッコイイかも…)」ポー///
京「ん?俺の顔に何かついてますか?」
淡「あっいや、何でもないです!ごめんなさい」
京「そうですか」
淡「私は、白糸台高校の一年生で、大星淡と言います。あなたは…?(って、なに私ったら自己紹介なんかしてるんだろ…っ)」
京「俺は、長野代表の清澄高校の一年で、須賀京太郎です。よろしく」ニコッ
淡「あ、よろしくです…///(笑った顔も、素敵…)」
京「あっ、それじゃあ俺は買い出しの途中なんで、これで失礼します」
淡「あ、引きとめちゃってすみませんでした…」
京「いえいえ。気にしないでください。それと…」
淡「はい?」
京「…何があったのかは知りませんが、あんまり気を落とさないように…せっかく可愛い顔をしてるんだから、笑ったほうが良いですよ」
淡「あ…はい…///(私が泣いてるところ、見られてたんだ…しかも見ず知らずの相手にこんなに優しくしてくれるなんて、良い人だな…)」キュウウン
京「では、失礼します」
 タッタッタ
淡「あ、行っちゃった…」
菫「おっ居たいた。おい、淡!帰ってくるのが遅いから心配になって探しにきたぞ…ん?なに顔を赤くしているんだ?」
淡「あ、弘世先輩…」
菫「熱でもあるのか?」
淡「えへへ~♪そんなんじゃないですよ、これは…」ポゥー
菫「そ、そうか…」

白糸台の宿泊ホテルにて。部屋割り:照・菫、淡・誠子・尭深

淡「ふーん♪ふーん♪ふふーん♪(京太郎君…また会えると良いなぁ///)」
誠子「なんか淡ちゃん、さっきから凄くご機嫌だね…何かあったのかな?」ヒソヒソ
尭深「さぁ。恋でもしたんじゃない…」ボソッ
誠子「そんなもんなのかなぁー」
尭深「私、ちょっと下の階のお店に行ってくる…(緊張して眠れないから本でも買ってこよう。売ってると良いけど…)」
誠子「ええーこんな時間にー?もしかして緊張して寝れないとか?」ニヤニヤ
尭深「ギクッ…そ、そんなんじゃない。行ってきます…」
誠子「はいはーい。行ってらっしゃい」

 トコトコトコ
尭深「やっぱり、売ってないか…帰ろう。…ん?」
優希「きょうたろー!このジュースも買おうじぇ!」
京「おいおい~そんなに買っても良いのかよ~?」
優希「これくらい平気だじぇ~♪…うわぁ…っ!」
 ドンッ
尭深「…痛い」
優希「ごっごめんだじょ!」アセアセ
京「おいっ何やってるんだよー!すみません、平気ですか?どうぞ、つかまって下さい」
尭深「……ありがとうございます(この人…少しカッコいいかも…)」
京「いやぁ、うちの馬鹿がすいませんー。」ペコペコ
尭深「大丈夫です。それではこれで…」

店員「4980円でございます~」
京「げっ!やっぱり買い過ぎじゃねえか…!おい、優希。金貸してくれ…」ガックリ
優希「そ、そんなこと言われても今200円しか持ってないじょ…!」
京「マジかよ~…じゃあ、しょうがない、これとこれは買うの止めよう…」
優希「そんなぁ~!」
京「わがまま言うなー!」
尭深「…あの、よかったら貸します」チャリン
京「え…でも…」
優希「ほんとうかぁ?!お姉さん、ありがとうだじぇ~!」ワーイワーイ
尭深「返却は大会が終わった後でも構いません…」
京「…じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて…」
店員「ありがとうございましたぁ~♪」

京「いやぁ…どうもすみませんでした。助かりましたよー」
尭深「いいえ、気にしないで下さい…(でも私、どうして見ず知らずの人にお金なんて貸しちゃったんだろう…)」
京「あっ、借りた分は必ず返しますので…良かったら連絡先教えてもらえませんか?」ピコピコ
尭深「はい…」ピッピ。赤外線受信
優希「またねぇ~お姉さん!」
京「では、俺達はこれで…。本当に、ありがとうございました!」ニコッ
尭深「はい、それじゃ…///(どうしよう…笑顔が凄く素敵…)」カァアア
 トコトコトコ
尭深「さっきの人、須賀京太郎っていうんだ…」ピコピコ
尭深「あ、ご丁寧に家の住所と学校名と電話番号まで登録されてる…」
尭深「へえ…清澄高校ってところなんだ。ん?明日うちと当たるところだ」
尭深「はぁ…良かったら、また会いたいな」ポゥー
 ポンポン
菫「おい、尭深じゃないか。」
尭深「ひゃっ…!あ、弘世先輩…(びっくりした)」
菫「こんな時間に何をしていたんだ?」
尭深「あ、本を買いに来たんですけど、売ってなくて」
菫「なんだ、そうだったのか。本なら私が持ってきているから、貸そうか?」
尭深「良いんですか?」
菫「もちろんだ。私達の部屋のテーブルの上に置いてあるから、勝手に持ってってくれ。ただ、照がもう寝てるから静かに頼む」
尭深「分かりました。ありがとうございます」
 タッタッタ
菫「ふう…良かった。まさか、緊張して寝れないから散歩しにきたなんて、恥ずかしくてとても言えないからな…」

夜10時くらい・ホテルの外のベンチにて

菫「ふう…やはり、外の風は涼しくて気持ち良いな。…明日はついに決勝か。今年も無事に勝てると良いのだが…」
菫「はっ…いけないいけない。3年生であるこの私が弱気になってどうする。」
菫「ふわぁ~あ…。さて、眠くなってきたことだし、そろそろ部屋に戻るか……ん?あれは」

京「お~い!優希!!そろそろ部屋に帰ろうぜー?あと、いい加減俺のケータイ返してくれよ」
優希「うるさいじょ、犬!私はこの綺麗な夜景を東京に来た記念として写真に収めるのだー!!」パシャッパシャッ!!
京「やれやれ…まあ、しょうがないか…。お前、ケータイ持ってないもんな。」
優希「そうだじぇ~!おぉ~!!あの噴水もライトアップされてて綺麗だじょ!!」タッタッタ
京「おいおい、あんまりはしゃぎ過ぎると明日起きられなくなるぞ?」
優希「このくらい平気だじょ!おっ、あの建物もピンク色でキラキラしてるじぇ~♪……う、うわぁぁあ!!」ドテンッ

 カツン
菫「…………(なんだ、これはあの少年のケータイか?)」ヒョイッ
京「ああー、すいません!それ俺のケータイです」タッタッタ
優希「ご、ごめんだじょ!」アセアセ
菫「はい、どうぞ…………んっ……」クラッ
京「わわ!大丈夫ですか!?」ガシッ
菫「……あっ、すまない。ちょっと立ち眩みをしてしまったようだ(この少年、とっさに私の体を受け止めてくれたのか。すごい瞬発力だな)」
京「本当に大丈夫ですか?具合でも悪いんじゃ…あ、このホテルに泊まってるんですよね。良かったら部屋まで送りますよ?」
菫「いや、大丈夫だ。本当にただの立ち眩みだから、そこまで心配してもらわなくても………んぅっ…」フラッ
京「おわっ!!やっぱり大丈夫じゃないですよ!部屋まで送ります。俺の肩につかまって下さい」
菫「ああ、すまない…ではお言葉に甘えさせてもらう…(はぁ、何をやってるんだ私。見ず知らずの少年にこんなことをお願いするなんて)」ギュッ
京「いえいえ、気にしないで下さい。おい、優希~そうゆうことだからお前は先に部屋に戻ってろよ!」
優希「はぁ~い。(あの二人、あんなにくっついて…。あれ、ゼッタイ京太郎にあのお姉さんのおっぱいがあたってるじょ…)」ブツブツ

 トコトコトコ
京「あ、そういえば自己紹介が遅れてしまいましたね。俺は清澄高校1年の須賀京太郎って言います。」
菫「私は白糸台高校の3年で、弘世菫という。よろしく(この少年、1年生だったのか。1年にしては背も高いし、なかなか良い体つきだな)」
京「へぇ~、白糸台高校の方なんですか。そう言えば俺、昼間にも大会の会場で白糸台の人と会いましたよ」
菫「そうだったのか。一体誰だろう…」ムニュッ
京「あ…ええと、確か大星さんって人です。一年生って言ってました。(おおう!胸が…胸がひじに当たってる…柔らかいな)」ドキドキ
菫「ああ、淡のことか。(そういえばアイツ、さっき様子が少し変だったけど…まさかこの少年と…?いや、まさかな)」

 トコトコトコ
菫「おっと、ここが私の部屋だ。送ってくれてありがとう、とても助かったよ」ニコリ
京「うわ…(この人、笑った顔めちゃくちゃ可愛いな…!!)」ドキドキ
菫「ん?どうかしたの」
京「ハッ…いえ、なんでもありません!それじゃ、今日はゆっくり休んで明日に備えて下さいね(もうお別れかぁ…なんだか少し寂しいな)」
菫「うん。ありがとう。それじゃ…(もう少しこの少年と話をしたかったのだけど…明日は大事な試合を控えているんだ。仕方ないな…でも)」
京「では、失礼しま…」
菫「あっ、須賀君、ちょっと待って…」
京「はい、どうかしましたか?」
菫「その…ここまで送ってもらったお礼と言ってはなんだが、良かったら私にマッサージでもさせてくれないか?」
京「え…マッサージですか!?」
菫「ああ。こう見えても、けっこう肩とか揉むの得意なんだ。(ああ…私は一体なにを言ってるんだろう…いきなりこんなこと言ったらきっとドン引き…)」
京「じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて…(なんだかよく分からんが、こんなに美人な人にマッサージをしてもらえるなんて、滅多に無いことだぞ!!)」ヨッシャァ!
菫「良かった。じゃあ、中に入ってくれ。私の相方が寝ているから、なるべく静かに頼む(まあ、結果オーライか。…ん?どうして私、こんなに胸が高鳴っているんだろう)」
京「え!誰かいるのに、俺なんかがお邪魔しても大丈夫なんですか…?」
菫「問題ない。彼女は寝つきが良いから、大きな音を立てない限り起きることは無いよ」
京「わ、分かりました。お邪魔します……」ドキドキ
菫「では、とりあえずベッドに腰を下ろしてくれ…。」

名前:
コメント: