京太郎「咲―、誕生日おめでとう」

京太郎「ほれ」つ

咲「ありがとう、京ちゃん」

京太郎「いやー、探すの結構苦労したんだぜ」

咲「そうなんだ」(もしかして私が好きな作家の本かな)

京太郎「近くの本屋じゃ売ってなくてな」

咲「……京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「何これ」

京太郎「何って地図と方位磁石だよ」

咲「京ちゃんのバカ―!」

翌年

京太郎「咲、ほい誕生日プレゼント」

咲「」ジー

京太郎「なんだ、いらないのか?」

咲「去年のプレゼントが酷かったから今年もそうなんだろうなって」

京太郎「酷くはないだろ」

咲「酷いよ!」

京太郎「あれを持ってたおかげで俺が探さずに戻ってこれたことが何回あったかな?咲さんや」

咲「うっ」

京太郎「それを酷いと申すのかお前さんは」

咲「で、でも、もうちょっとましなやつでも」

京太郎「お前には本や麻雀よりも一番必要なもんだろうが」

咲「そ、それで今年は何をくれるの?」

京太郎「今年はこれだ!」つ

咲「腕輪?」

京太郎「ああ、これなら咲も喜ぶだろうと思ってな」

京太郎「いくつか種類があるから出かける日は必ずつけろよ」

咲「うん、京ちゃんありがと」

咲「~♪」

和「咲さん今日はいつもよりも元気ですね」

咲「そうなんだ和ちゃん」

咲「京ちゃんからね、昨日これ貰ったの」

和「可愛いですね」

和(でもどこかで見たことある気が)

咲「~♪」

和(思い出しました)

和(犬の迷子防止用の首輪のデザインと似てるんです)

カン

京太郎「ありがとうございました、ハギヨシさん」

ハギヨシ『いえいえ、これぐらいなら安いものですよ』

ハギヨシ『ですが、宮永様にこのことは伝えなくてよろしいのですか?』

京太郎「はい、あいつも腕輪の中にGPSが仕組んであることは流石にわからないでしょうから」

京太郎「あいつに言うと恥ずかしがって着けませんからね」

ハギヨシ『そうですか』

京太郎「はい」

ハギヨシ『ところで、来年は何を渡すおつもりで?』

京太郎「来年はネックレスにしようかと」

モイッコカン