インハイ終了後、2学期が始まった辺りの時期です
京太郎「……俺って、麻雀部員だよね?」
咲「いきなりどうしたの?」
和「えぇ、当たり前のことじゃないですか」
優希「だな。タコス食うか?」
京太郎「あぁ、サンキュ。タコスはいいから」
京太郎「最近さぁ……いろんな部活から『マネージャー』として勧誘されることが多くてな……」
咲和優希「「「あー……」」」
京太郎「おいその納得って感じの顔やめろ。なんつーか、男としてどうだって思ってなー」
和「うーん。でも形はどうあれ、評価されているってことじゃないんですか?」
優希「だじぇ。今日のタコスも絶品だぞ?」
咲「うん、京ちゃんインハイ辺りから誰かのお世話したりするのが、すごく合ってる気がするし、執事みたいになってるし」
京太郎「世話されてる筆頭がぬかすな。まー、評価されてるか。そー考えれば悪い気もしないけどなー」
京太郎「でも……女子の部活からの勧誘はなぁ……」
咲「え!?」
和「はい!?」
優希「じぇ!?」
京太郎「麻雀部で男1人でやってたからか、女子の部活からよく勧誘されててなぁ」
京太郎「『その手腕をうちの部で!』とか『須賀くんの料理を食べてみたい!』とか色々言われてるんだ」
京太郎「あぁ、そういや優希がタコスを他校に分けたりしてただろ?あれもあってか、インハイで知り合った他校の人にも誘われてな」
優希「うぉぉぉ……花田先輩ぃぃぃ……」
京太郎「どっからどーいう流れか、2回戦や準決勝、決勝で当たった高校からも来ててさー」
和「そういえば穏乃や憧がアドレス聞いてきましたけど……」
京太郎「そうそう、照さんなんか『卒業したら私個人のマネージャーにならない?』とか聞いてくるんだぜ?まぁ、冗談だろうけどな」
咲「お姉ちゃん……」
京太郎「他にもプロとか、卒業したら大学で、とかそういうのもあってなー」
京太郎「まぁ、悩んではいたけど、お前らが言うみたいに悪いことじゃないか」
京太郎「いっそ、どこか軽く手伝ってみるのもいいかもなー」
咲「……京ちゃん」
和「……須賀くん」
優希「……京太郎」
京太郎「ん?どした?」
咲和優希「「「絶対駄目(です、じぇ)!!」」」
京太郎「な、なんだぁ?」
カンッ!!
最終更新:2014年11月16日 06:24