ある日のこと

和「あ、あの! 須賀くん!」

京太郎「ん? どうした、和?」

和「あ、あの……あのですね……咲さんとしてた、背中合わせに座って本を読むっていうのをやってみたいんですが……」

京太郎「あー……まぁ、構わんが……っと、理由を聞くのも野暮か。 んじゃ、俺はこの辺に座るから……さぁ、どうぞ」

和「理由を聞かないでくれるのはありがたいです。それでは、背中お借りしますね」

和「やっぱり、男の人って背中は大きいんですね……それにあったかいです」

京太郎「まぁ、ガタイはいい方だしな……そういう、和もあったかいよ」

和「なんか……ちょっとドキドキしますけど、凄い安心感っていう感じで……その、クセになっちゃいそうです」

京太郎「ははは、俺はちょっとじゃないくらいドキドキしちまってるが……その、安心感を与えられるってんなら、俺は嬉しいよ」

和「咲さんはいいなぁ……」

京太郎「どうしてだ?」

和「だって、咲さんは須賀くんのくれる、このあったかい感じを昔から知ってて……」

京太郎「あー……あんま、解決にならんと思うが……こんな背中でよけりゃ、いつでも貸すからな?」

和「ふふっ、そうですね。でもありがとうございます。これから、度々お借りしますね。」

京太郎「そーいや、和はどんな本を読んでるんだ?」

和「ひ、秘密です! (このシチュエーションで恋愛小説とか、まだ言える訳ないじゃないですか!)」


なんて、部室でのヒトコマ