『そんでな、京太郎はこの前も……』

竜華「……」

『ひどいやろー、まったく怜ちゃんを……』

竜華(怜ってば最近はずっと須賀のことばかり…)

『もしもーし! ちゃんと聞いとるか?』

竜華「あ、うん! ちゃんと聞いとるで!」

『ならええんや、それで…』

竜華「というかあんた明日は朝から病院やなかったんか?」

『あっ、もうこんな時間やん! 明日起きられるやろか…』

竜華「なら早く寝んとな。それじゃおやすみー」

『ほーい、そんじゃおやすみー』ピッ

竜華「須賀か……うん、決めた」



竜華「ちゅうわけで、今日は怜のことについて相談に来たでー」

京太郎「休日の朝っぱらに起こされてうまく頭が回ってないんですが……」

竜華「…んっ?」

京太郎「竜華さんという天使が俺に会いに来た最高の休日ってことだけはわかりました」キリッ

竜華「…とりあえず上がってもええ?」



竜華「それで怜のことなんやけど…」

京太郎「怜さんがどうかしましたか?」

竜華「とりあえずこの画像見てもらってええか?」

京太郎「えっとなになに…」

竜華「この前怜が送って来たんや……京太郎に着せられたってメールには書いてあったんや」

京太郎「怜さんですね……ってなんで俺の服着てるんだ?」

竜華「ほんまか!? 冗談やと思ってたけどほんまにあんたの服なんか!」

京太郎「ええ、お気に入りの服ですし間違いないかと」

竜華「ままっ…まさかあんた怜にえっ…エッチなことを…//」カァァ

京太郎「してない! してないですからね!」

竜華「じゃあなんで怜があんたの服着てるんや!」

京太郎「………………………………あっ」

竜華「『あっ!』ってことは心当たりあるんやな!」

京太郎「そういえばこの前の二人で帰ったときに大雨に降られて家で雨宿りしたんですよ」

竜華「うん」

京太郎「その時濡れた制服乾かしている間にあの服着てたなーって」

竜華「ふむふ……む?」

京太郎「シャワー浴びてるときに脱衣所に替えの服置いておいたのに間違えて洗濯かごにあったそれを着ちゃったですよね」

竜華「……」

京太郎「しかもそのときその服に口紅つけられちゃって大変でしたよ」ハハッ

竜華(マーキング!?)

竜華「ちょっと最近あんたら仲良すぎるんやないか?」

京太郎「そうですか?」

竜華「うち怜がこれ以上あんたみたいな変態と仲良くしてるの見てられへん!」

京太郎「酷い言われようですね…」

竜華「これ以上あんたと怜の仲を進ませないためには何よりもあんたの努力が大事なんや」

京太郎「俺としては怜さんみたいな人が彼女になってくれるとうれしいんですけどね」

竜華「というわけでまずは怜の気持ちを理解するために同じことをしてみようと思うんや」

京太郎「は?」

竜華「というわけで服着るから貸して」

京太郎「あの竜華さん言ってる意味が…」

竜華「ええからはよ脱ぐ!」

京太郎「別に脱がなくても洗ったのありますし…」

竜華「あかん! 須賀が着たのでないと怜の気持ちがわからんやん!」

京太郎「はぁ……」

竜華「ええか! こっち見たら殺すで!」ヌギヌギ

京太郎「わかってますって…」

竜華「ほんまにあかんからな?」モゾッ

京太郎「はいはい」

竜華「いまならちょっとくらい見ても腕一本で…」パサリ

京太郎「見たいですけど痛いのは嫌です」

竜華「……」モゾモゾ

京太郎「もう着替え終わりましたかー?」

竜華「……」

京太郎「竜華さーん?」

竜華「ああっ! もう須賀が振り向かへんからほんまに着替え終わってもやないか!」ウガーッ

京太郎「竜華さんまさか…」

竜華「はあっ!? 別にあんたに見てほしかったとかそういうわけじゃ…」

京太郎「……そこまで俺のことボコボコにしたかったんですか?」

竜華「ちがああぁぁぁぁぁうっ!!」

京太郎「てか俺も服着て…」

竜華「ふむ…怜がこれを着た気持ちも何となくわかるなぁ…」クンクン

京太郎「ってにおい嗅がないでくださいよ!」

竜華「ちなみにその後服乾くまで何してたんや?」

京太郎「えーと…怜さんがちょっと眠いから腕枕してって言ったので」

竜華「はっ…?」

京太郎「いやー、したはいいけど硬すぎるとか竜華の膝枕のがええとか散々な評価でしたよ」ハハッ

竜華「……」

京太郎「どうです竜華さんも俺の腕枕を…なんちゃって」

竜華「…る……」ボソッ

京太郎「えっ? なんですか?」

竜華「うちも須賀の腕枕してもらうーっ!!」ウガーッ

竜華「……ほら」ゴロン

京太郎「まじでするんですか…?」

竜華「勘違いしたらあかんで! これはあくまで怜の気持ちを理解するためのもので…」

京太郎「てかほんと服着ていいですか? ちょっと寒いんですけど…」

竜華「ちなみに怜のときは?」

京太郎「着てませんでしたね」

竜華「ならそのままや」

京太郎「はぁ…ならちょっと暖房つけよう…」

竜華「ほら、女の子いつまでも待たせるんやないで」

京太郎「じゃあ失礼して…」ゴロン

竜華「あっ…近い……//」

京太郎「はい、どうぞ」スッ

竜華「んっ…」ポスッ

京太郎「まさか竜華さんに腕枕するなんてなぁ…」

竜華「ふふっ…後でお礼にうちも膝枕したろか?」

京太郎「まじですか!?」

竜華「タダやないけどな」

京太郎「ちなみにおいくらですか…?」

竜華「そうやなぁ…」




竜華「須賀の生涯賃金の半分はもらわんとな」




京太郎「……」

竜華「……」ドキドキ

京太郎「いやいくらなんでも高すぎるでしょう…」

竜華「なっ! なんで察してくれへんのやこのあほおぉぉぉ!!」

カン!