爽「なーそこのイケメンの持ち腐れ。ちょっとこのダイナマイトバデーなおねーさんの話に耳を貸してみないか」

 非実在女子高生がなんかいってら。

京太郎「何ですか幻想おっぱい先輩。またしょーもない事に巻き込まれて誓子先輩にひっぱたかれんのは勘弁ですよ」

揺杏「だいじょーぶだいじょーぶ、そーゆうのじゃないから。今日はユキにある実験をしてみたいんだ」

京太郎「あれ?今回も俺が酷い目に遭う気がしてきたぞ?」

爽「まあ聞きなって。ユキってさー基本ウチらが何しても無抵抗じゃん?それこそ揉もうがまさぐろうが」

京太郎「そろそろまぜろよ(あれ男の前でやるの止めましょうよ、正直目の毒と言うか仲間外れはよくないと言うか)」

揺杏「おーい少年、逆逆。ていうか建前も本音が隠せてないぞ」

 失礼、取り乱しました。て言うか普通に読心しないで下さい怖いから。

爽「そんで私は思ったのだ。ユキのヤツはもしかして羞恥心とが無いのでは、と」

京太郎「爽さんの口から羞恥心て言葉が出るってなんか面しブベッ!…ナマ言ってすいませんでした。
    まあ確かにいつも真顔で為すがままですもんね…ちょっと将来が不安に思いますよね」

爽「な?須賀ママもそう思うだろ」

「「……」」

爽「ゴメン…」

揺杏「コホン、そんで私たちは仮説を思い付いた。あの無防備ぶりは相手が同性だからなんじゃないか…ってね」

爽「聞けばユキのヤツ小中学校とあまり異性と交流を持ったことがないそうだ。ま…同性となら仲良く出来てたって
  ワケでもないみたいなんだが」

 さらっと重い感じの話を聞かせないでいただきたい。
 でも…そうか、それならあの無頓着っぷりも分かる気がする。多感な時期に性差を意識する機会が無かったんなら
 頷けなくもないか。

揺杏「つまりここで京太郎の出番だね」

 うん。……うん?

爽「だからー、同性相手じゃ恥ずかしがらないって仮定するんなら異性の手を借りてみよう!って事なんだよ」

京太郎「待って待って!ミッション系のこの学校でガチセクハラしろって言いました!?
    無理です確実に俺の人生インコンプリートですよ!確かに揉みたいですけど!!!」

 揉みたいですけど!超揉みたいですけど!こう、膝の上に座らせて後ろから包み込むようにもみもみフニフニねぶりこぶり…

揺杏「…ねえ」

 …うなじとか舐めたりしてもいいんだろうか。はぁ由暉子可愛いよ由暉k

揺杏「ねえ。ねえってば!おにーさんさ、話の途中なんだけどマジ」

京太郎「……すいません」

爽「おいおい、何も触りまくれなんて言ってるワケじゃないんだぜ?流石にそれは言い訳がきかなくなるし。
  京太郎。アレがあるだろ?漢ならば誰もが思春期に一度はやると言う…腕一本で奇跡を起こし、
  神秘のヴェールを暴く禁忌の業が…!」

京太郎「な…!爽さん、まさかアンタあの禁じ手を…!?」

爽「いいねいいね。流石京太郎、察したようだねえ」

揺杏「くくっ京太郎もやっぱり昔は馴らしたクチかい?スカートめくり」

 …なんだろう。この空気、どこか懐かしいものを感じるような…。

爽「ユキのスカートの奥に秘められた楽園…見てみたくはないか~?どうだいどうだい」

 あ、分かった男子中学生の会話だこれ。それでいいのかJK。

揺杏「ほらほら、丁度ユキ来たよ。これはもう行くっきゃないよね!GOGO!」

京太郎「本当にやるんですか…うぅ、先輩には逆らえない奴隷根性が嫌になる…」

爽「なー顔顔。セリフと全然合ってないよ?こんな目が輝いてんの初めてみたよあたしゃ」

 描写しなきゃ謎のままなのに何故解き明かしてしまうのか。
 ともあれ、ここまで来たらやるっきゃねえ!…だって俺も見てみたいし。

由暉子「京太郎くん。こんにちは、今日は早いんですね。…?そんなに早足でどちらへ…」

 今だ、烈風拳!
 一陣の、風が通り抜けて行った。

 スカートをめくると、そこは──雪国だった──
 ふぁさ、と。まるで時間が戻って行くかのように重力に従い再び景色を覆っていくスカート。

京太郎「……」

由暉子「……」

 そして訪れる静寂。…どうしよう。

揺杏「うっわー完っ全に無反応。これは手厳しーな」

爽「普段通りの真顔だな。怒った人がなる無表情じゃないいつものユキだ、これはどっちだ?顔に出ないパターンか
  それともマジで羞恥心無いヤツなのか」

 うわ超他人事だよあの先輩共、ホントどうすんのこれ。いやしかし絶景だったなぁ…うへへ。

由暉子「京太郎くん」

京太郎「は、はい!」

由暉子「やっと私を自分の物にする気になってくれたんですね。嬉しいです」

 んん?

由暉子「ですが公共の場でこういった事をされるのは困ります。私だって京太郎くん以外の男性の前で辱しめを
    受けるのは不本意なんですよ?
    そういったプレイが趣味だと仰るなら受け入れる努力はしないでもないですけど…出来たら貴方だけの
    由暉子でいたいです」

 つまり…どういう事だってばよ?

由暉子「それだけ分かっていただけたならもう何も言うことはありません、さあ気が変わらない内に私の部屋へ行きましょう。
    そういう訳で先輩方、すみませんが私達今日は早退させて戴きます」

爽「あ、うん。気を付けて帰れよ~」

由暉子「では失礼しますね。京太郎くん行きましょう」

京太郎「ちょ、待って由暉子引っ張らないで…意外に力持ちだ!?あ…ああああぁぁぁぁ……」

爽「行ってしまったか…うーん、思ってたのと違ったなぁ」

揺杏「チカセンがユキはかなり京太郎にベタ惚れしてるみたいとは言ってたけど、あの暴走ぶりは一体…あ、成香だ。ちーっす」

成香「こ、こんにちは!あの、ユキちゃん見ませんでしたか?」

爽「はろ~。ユキなら今京太郎を拐かしてスゲー勢いで早退してっよん」

成香「ええ!?悪い予感的中です…」

揺杏「何々、どしたん?」

成香「それが…ユキちゃん最近好きな人が出来たらしくて、でも今まで恋をした事無かったからどうしていいか
   分からないって相談されたんですよ。
   でも私もそういうのは疎いので恋愛漫画を貸したんです」

爽「へぇ~ユキのヤツ、乙女しちゃてるねー」

成香「それなんですけど今朝、間違えて…その…少々過激な内容の物を渡していた事に気付きまして…具体的にはご主人様に、
   奉仕とかそういう…」

揺杏「完全にエロ本だよな、何で持ってんだよムッツリめ。
 うわっちゃー…どう考えてもそれ原因だよな。ユキって結構思い込み激しそうだし…」

爽「やべー…とりあえずチカには内緒な、説教される」

成香「怖いです…」

誓子「まあ聞こえてたんだけどね?」

「「「」」」

 この後滅茶苦茶怒られた。