麻雀が全世界的に親しまれるようになった時代

そんな時代だからか、一部の女性が対局中、先天的または後天的に超能力を発現させる事例が多々確認された

その超能力を研究する為、才能ある女性雀士をより良い環境で鍛える必要があった

その為、世界中から融資され、ある女学院が設立された

その名も“清華麻雀女学院“

小・中・高・大一貫のうえ全寮制

思春期の少女を刺激しないよう研究者、教員、用務員、事務員含め男子禁制。並びに、性教育は大学生になるまで禁止

また、卒業後どこに出しても恥ずかしくない女性にすべき、という意見により、麻雀・勉学だけでなく、礼儀作法、
各種習い事も履修

悪い影響を受けないよう、学院の場所は秘匿され外界から隔離。加えて、関係者には情報規制を徹底

加えて、ここまで至れり尽くせりなのに学費無料

国籍も、家庭環境も問わない

入学資格はただ一つ

麻雀の才能、ないしは強さのみ

結果として、数年後には花形の女性プロを何人も排出

研究も徐々にではあるが進み、多くの恩恵が齎された

しかし、近年ある問題が浮上し始めた

外界から隔離され、男子禁制により男性と触れ合う機会が無かった影響か、卒業生達は男性に対し高い理想を抱く傾向がみられた

その結果、卒業後に現実と理想の差にショックを受け、“アラサーになっても結婚できない“事例が多発

このままでは、優秀な女性雀士の血を引く子孫が生まれて来ない

学院上層部は焦りに焦り、急遽カリキュラムを大幅に変更。加えて、一つの対抗策実施を決定した

それが、“男子サンプル“

社会に出る予行演習の一環として、外界から男子を一人この女学院へと編入させ、生徒に男子との触れ合いの場を設けること

そんな“男子サンプル“に選ばれた少年、須賀京太郎

選ばれた理由は幼馴染みの少女・宮永咲の誤解

咲が女学院入学を機に咲の両親経由で文通を開始し、今までその関係が続く

しかし、京太郎の手紙が学院に検閲され、情報が半端に削られた結果

咲「京ちゃんにはハギヨシさんって執事の彼氏さんがいるの」

という腐…もとい、天然な咲が悪意無く友人に話した結果である

実際はただの歳の離れた友人なのだが

選ばれた理由はどうあれ、どうにかこうにか女学院での生活にも慣れてきた京太郎

そんな京太郎が今何をしているかというと

咲「京ちゃん」

京太郎「んー?」マンガヨミツツジュースフクム

咲「子供ってどうやって作るの?」

京太郎「ぶほぉっ!」

という、“大人が子供に聞かれて一番困る質問“を幼馴染みからされていた

咲「きゃっ!ちょっと京ちゃん!汚いよ!」

京太郎「げっほ!げっほ!げっほ!さ、咲!おま、何をいきなり!」

咲「え?赤阪先生が京ちゃんなら知ってるから聞いてみたら?って」

京太郎「赤坂ーーーっ!」

咲「ね?京ちゃん、どうすれば子供って作れるの?」

京太郎「ぬぐっ…!そ、それはだな…」

咲「それは?」

京太郎「こ、コウノトリさんが運んでくるんデスヨ?」

咲「えーっ?うっそだー。赤坂先生が子供は夫婦で作るって言ってたもん」

京太郎「あーかーさーかーーーーっ!」

咲「京ちゃんの嘘つき」

京太郎「ぐっ…!」

咲「ちゃんと本当のこと教えてよ。子供ってどうすれば作れるの?」

京太郎「子供作る、子供作る連呼すんな!」

咲「えーっ?だって京ちゃんが子供の作り方ーー」

京太郎「教える!教えるから連呼すんな!」

咲「本当に?」

京太郎「お、おうよ。い、いいか子供はな…」アセダラダラ

咲「うん」

京太郎「…お」

咲「お?」

京太郎「…お、男と女が」

咲「男の人と女の人が?」

京太郎「…」

咲「?」

京太郎「ひ、一晩一緒に寝るとできるんだよ…」

咲「え?でも、昔私と京ちゃんって一緒に寝たことあったけどできなかったよね?」

京太郎「ぐっ…!…お、お互いに大人になってないと駄目なんだよ!」

咲「…」

京太郎「…」ダラダラダラダラ

咲「へーっ!そうなんだ!」

京太郎「ほっ…」

咲「先生に聞いても大学生になってからって言って、教えてくれなかったから気になってたんだー。教えてくれてありがとう!
  京ちゃん!」

京太郎「え?お、おう。良いってことよ…」

京太郎(あれ?もしかしてやっちまったか?…い、いや…ぎりぎり嘘は言ってないし…セーフだよな。うん)

咲「これで私、京ちゃん“に“大人の女にしてもらったんだね!」

京太郎「ぶーーーっ!」

咲「早速、赤坂先生に“京ちゃんに大人の女にしてもらった“って教えてくるね!」

京太郎「それはやめろーーーっ!」

カンッ