インターハイも終わって部長も引退。

そして俺も結構みんなと打つようになっていたけど、相手になるわけがない……と思われたが昔よりも
上手くはなっていたらしい。

飛ぶことはなかったのは、今までの牌譜整理などでちょっとは色々と身についていたということだろう……たぶん!

よってとりあえず、打ち方を覚えるために俺は部長からの特命を受けた。

京太郎「いらっしゃいませー」

まこ「良い具合じゃな」

京太郎「もう三ヶ月近くバイトしてますし」アハハ

ここ、雀荘ことRoof-Topで他人の麻雀を見ることを言い渡され、俺はただひたすらに……接客をしていた(憤慨)

まぁ、たまに誘われたりするから良いけど。

まこ「今日も晩御飯食べてくか?」

京太郎「あー」

一昨日も頂いたしな……。

京太郎「ご迷惑でなければ」

まこ「悩んでどうしたんじゃ?」

京太郎「ご迷惑じゃないかなって思ったんですけど、先輩の料理最高ですから」ヘヘッ

まこ「そう言ってもらえりゃ作り甲斐があるってもんじゃな」フッ

それから、もうすっかり慣れた先輩のご両親との食事。

もちろんご両親のほうも麻雀好きでいろいろと話してればずいぶんと仲良くもなれたもんだ。

晩御飯も食べ終わって帰って次の日も学校に行って部活。

京太郎「ふぅ、終わったぁ」

咲「インターハイも終わったからもう良いってば」

京太郎「癖だよ癖、っていうかこの中にこれを持てそうなやつがいねぇ」

優希「確かに、このか弱い優希ちゃんには無理だじぇ」ウム

京太郎「だろ、だからやってんの」

和「だからって牌譜整理ぐらい任せてくれても」

京太郎「案外勉強になるしな、これも……気にしないで良いぞ」

ガチャッ

久「相変わらずよくやってるわねー須賀君」

京太郎「あ、部長」

久「だから元だってば……ちょっとロッカー借りるわね」バタムッ

酸素カプセル的な?

京太郎「てか、先輩遅いな」

ロッカー「そろそろ来るんじゃないかしら?」

京太郎「そうっすか」

元部長のことを、俺は怖いと思った。

まこ「おう、待たせたの」

京太郎「いえいえ、じゃあ始めますか」

まこ「京太郎、おんしは今日は牌譜整理とかせんで打ってんさい」

京太郎「でも」

まこ「でももなんもない!」

了解っす

まぁ、最後まで残ってる先輩には付き合いますけどね。

とりあえず掃除をして、二人で帰ろうとした時、外では雨が降っていた。

咲がはじめて部室に来た日を思い出す土砂降りだ。

京太郎「折り畳みなら、ありますよ」

まこ「……お邪魔するけぇ」

京太郎「どうぞ、お姫様」ハハッ

とりあえず、二人で一緒に一つの折り畳み傘に入ることにした。

帰り道としてはとりあえず先輩を送ってからだな。

京太郎「もうちょっと寄りますね、染谷先輩」

まこ「……お、おう」カァッ

顔を赤らめた先輩を、俺は素直に可愛いと思った。

そしてあまり会話もなく、先輩の家へと着く。

京太郎「それじゃあ先輩!」

まこ「あ、ありがとうな京太郎」ニコッ

京太郎「は、はい!」ドキッ

先輩の満面の笑みを見て、俺はうなずくと急ぎ足でその場を去る。

やばいやばい!

まさか、先輩とは仲良くなんとなくやってくと思ってたんだけど、これはまずい!

バタンッ

まこ「ま、まずいのぉ……」カァッ


京まこ『完全に惚れたっ!』


  • カン-