いや、ふと思うわけだよ、俺ってなにかなーって。

主にどんな時かと言うと……。

京太郎「灼さん、どうしたんでしょういったい?」

灼「別に」フイッ

この須賀京太郎、現在は部活の先輩である鷺森灼を膝の上に乗せている。

充電、というものを知っているだろうか?それの向かい合ってるバージョン、この呼び名を知っているが俺はあえて
考えないでおく。

ともかく、俺の膝の上にいる小さな先輩。

理由は知らないけれど放課後の部室で椅子に座って待っていたら突然膝の上に、向かい合う形で乗ってきたわけだ。

京太郎「あの灼さん、さすがにこの体勢はまずいんじゃないでしょうか?」

灼「知らない……」

なんだか、妙なことでもしただろうか?

京太郎「あ、灼さん……ほんとどうしたんですか?」

不機嫌なのはわかるが、その割に膝に座るだなんてなぁ……。

灼「覚えないの?」

京太郎「えっと、なにが―――ひぎぃっ!?」

思いっきり胸あたりをつねられた。案外痛いです。

灼「……昼休み」ボソッ

京太郎「あ……あぁー」

覚えがあったけど、灼さん聞いてたの?

灼「宥さんとか玄みたいに胸が大きいほうが良いんでしょ」ムスッ

そういって明らかに不機嫌という雰囲気を醸し出す灼さんを見て、笑ってしまった。

灼「なんで笑うの?」ムッ

京太郎「……いやぁ、まぁ聞かれたんで今更変な言い訳しませんけど、それで拗ねてたんですか?」

そう聞くと、灼さんは真っ赤な顔をして……怒ったのか?

灼「……」プイッ

京太郎「まぁ確かに胸が大きいってのは好きですけど、人間それだけで誰かを愛しませんよ」ナデナデ

灼「本当に?」

膝の上の灼さんが俺を見上げる。

京太郎「そりゃそうです、だから安心してください……それに灼さんが膝の上に乗ってるので、
    いろいろとまずいといいますか……」アハハ

灼「どういう?」

俺が視線を下に下げると、俺の視線を追う灼さん。

灼「―――ッ!!?」ボンッ

京太郎「あ、あはは……すいません」

そう言うと、膝の上の灼さんが俺に抱き着く。

京太郎「あ、あ、あ、あ、灼さん!?」

灼「……ん、良い匂い」

京太郎「えっと、灼さん?」

灼「京太郎のこと、信じられなくてごめんね?」

いや、俺が悪いよな。

京太郎「灼さんが悪い男にだまされないか心配です」

灼「もう、遅いかも」フフッ

京太郎「……ですかね」ハハッ


穏憧玄宥晴(部室に入れない……)


カン!