プルルルルルル プルルルルルル ガチャ
京太郎「はい、もしもし?」
咏「お~、京太郎~。明日暇だろ?」
京太郎「明日ですか?確かに創立記念日で暇ですけど?」
咏「よっし。それじゃ、久しぶりにデートしよう、デート!明日休み取れたからさ!」
京太郎「デートですか。いいですね、行きましょう!」
咏「あんがとねぃ♪それじゃ、明日は10時に○○駅で。待ってるよ~」
京太郎「分かりました」
~~翌日~~
咏「~♪~~♪」
京太郎「あ、咏さん!速いですね。お待たせしてすいません」
咏「いいよいいよ、私も今来たとこだしねぃ。さって、それじゃ早速デートだ!」
京太郎「突然でしたけど、なにかプランとかあるんですか?」
咏「いや、無いよ?だって私、この辺詳しくなんて知らんし」
京太郎「さいですか。でもノープランでって言うのもちょっと味気無いと思いません?」
咏「そりゃそーか!よっし、京太郎が今決めて!」
京太郎「なんとなくそうなるんじゃないかと思ってましたよ……それじゃあベタですけど午前は
映画行ってお昼は喫茶、午後はショッピングってとこですかね?」
咏「オッケーオッケー♪それでいこー!」
~~~~~
サキカサン、アイシテマス… ノドサン…!ウレシイ! チュッ
咏「ぅわー……ぅわー////」
京太郎(ベッタベタの恋愛映画選んだんだけど、もしかして耐性無かったのかな?
小声で悲鳴あげながら顔真っ赤にしてる……キャワイイ)
~~~~~
京太郎「このランチセットA、行けますよ」
咏「Bもいい感じだねぃ。そだ、京太郎」
京太郎「はい?なんでs」
咏「ほい、あ~ん」ズイッ
京太郎「うぇっ!?」
咏「あ~ん」ズズイッ
京太郎「あ、あ~ん……ん、美味しい、です////」
咏「そかそか♪ってか、京太郎、顔真っ赤だぞ~?////」
京太郎「そ、そういう咏さんこそ!」
咏「し、知らんし!」
~~~~~
京太郎「ふ~、美味かった~」
咏「いい店だったねぃ。さっすが京太郎」
京太郎「いえいえ、友達に教えてもらっただけですから。さて、それじゃあ、ショッピングにでも……」
警官「ちょっと、君達!」
京太郎「はい?俺達ですか?」
警官「そうそう、君達だ。こんな真昼間から何やってるんだ?」
京太郎「えっと、ただのデートなんですけど……」
警官「学校をサボってか?」
京太郎「いえ、今日は創立記念日なので。清澄高校に問い合わせて頂ければ分かると思いますけど」
警官「ふむ……成る程、確かに」
咏「終わったかぃ?それじゃ、行こーぜ、京太郎」
警官「ちょ、ちょっと待ちなさい!いや、私が引き止めたのはむしろそっちの子の方が原因だ!」
咏「へ?私?」
警官「君、どこの中学だ?よもや君まで創立記念日などど……」
咏「…………」プルプル
京太郎「ちょ、ちょ!ちょっと待ってください!!」
警官「ん?なんだね?」
京太郎「えっとですね。実はこの人、~~~~~」ポソポソ
警官「ふんふん……んなっ!?…………た、確かに……」
警官「…………あ~……いや~!引き止めて悪かったね!それじゃあ本官はこれで!」ピュ~
咏「…………」プルプル
京太郎「えっと、その……」
咏「……わっかんねー……全てがわっかんねー」ジワ
京太郎「!?う、咏さん!大丈夫です!これからは俺がきっちりガードしますから!」
咏「……本当かぃ?」ウルウル
京太郎「はい!」
咏「……もうこういうのはうんざりなんだよ。信じるからな、京太郎」
京太郎「勿論です。任せてください」
京太郎(これからは一層色々と気をつけないとな……)
カン!
最終更新:2014年10月17日 21:42