京太郎成人後ということで。

京太郎「義父さん、どうぞ」ビール

原村父(恵)「うむ」トクトク

恵「まさか、貴様とこうして酒を酌み交わす日が来るとはな」

京太郎「まあ、第一印象は最悪でしたからね」

恵「大会で優勝という約束を果たせなかったら転校。それを聞いて部員全員が家に押しかけて来た時、
  いの一番に声を荒げたのはお前だ」

京太郎「そりゃ、ふざけるなって感じでしたからね」

京太郎「そんな約束を黙ってた和も和でしたけど、そんな約束をさせたアンタにも、愕然としましたから」

京太郎「和、泣いて話してましたから。怒りで一杯になるのは当然でしたよ」

恵「……私は今でも、胸倉を絞め上げられた痛みは覚えている」*

京太郎「今でも許してませんよ、和を泣かしたこと」

恵「……それでいい。許すな」

恵「和の隣に居続ける限り、ずっとな」

恵「私は、あの子の親として失格だった」

京太郎「……」

恵「それでも、和を大切と思わなかったことは無い。誓って言える」

京太郎「それは、もう」

恵「私の、宝だ」

京太郎「俺にとっても」

恵「言い尽くせない程に、お前に和にやれん理由を挙げられる。未熟そのものだからな」

恵「……だが、お前以外の輩に和をやるのは、論外だ。貴様になら、託せる気になれる」

恵「……私の宝を、頼む」

京太郎「…………はい!」

カン!