h35-70の続きです



洋榎「最近恭子の様子がおかしい」

絹恵「いきなりなんなん?」

洋榎「あれ見てみ」


恭子「あー、連絡まだかな」


絹恵「携帯持ってやたらそわそわしとるけど」

洋榎「それだけやないで、絹」


恭子「これ大丈夫かなぁ? 変って思われたらどないしよ……」


絹恵「頭のリボンとかスカートいじっとるね」

洋榎「せや。代行、やなくて監督に頼んで色々教えてもろたみたいやな」

絹恵「末原先輩が赤坂監督に?」

洋榎「恭子がそこまでするってことは、もう答えは一つや」

絹恵「お姉ちゃん、それって……」

洋榎「ずばり、男や!」


恭子「あ、メール来た……行かんと!」


洋榎「動きありや。追うで」

絹恵「うちも?」

洋榎「当たり前やろ」

絹恵「もう、しゃあないなぁ」

――――――


京太郎「あれ、末原さん?」

恭子「こ、こんにちは。元気やった?」

京太郎「そりゃあもうバリバリ……ですけど、もしかして迎えに?」

恭子「丁度暇やったから」

京太郎「いやぁ助かります。大阪来るの初めてだから緊張しちゃって」

恭子「そか……もし良かったら案内するけど……どう?」

京太郎「マジですか!? 正直食べてみたいものとかたくさんあったんですよ!」

恭子「そ、そのかわり! 後で麻雀はみっちりやるで!」

京太郎「望むところですよ!」


絹恵「あれ完全にホの字やん」

洋榎「よしいくで。観光とくればこの洋榎ちゃんの出番や!」

絹恵「ちょいストップ」

洋榎「ぐえっ」

絹恵「良い雰囲気やん。邪魔したらあかんよ」

洋榎「えー、せっかく恭子の応援しよう思とったのに」

絹恵「せやから邪魔したらあかんて。二人っきりにさせてあげんと」

洋榎「なんやケチくさいなぁ」

絹恵「はいはい、駄々こねるとお母さんに言って飯抜きやで」

洋榎「さー帰ろかー」

――――――


京太郎「にしても、こうやって会うのはインターハイ以来ですね」

恭子「せ、せやな」

京太郎「ネトマではよく一緒に対局したりしてたんですけどね」

恭子「せ、せやな」

京太郎「おかげで俺も少しは上達しましたから、今日は簡単にはやられませんよ」

恭子「せ、せやな」

京太郎「……あの、末原さん?」

恭子「せ、せやな」

京太郎「……そのリボン、かわいいですね」

恭子「せ、せやな……うぇっ!?」

京太郎「ようやっと反応した……調子悪かったりします?」

恭子「大丈夫っ、はよ行くで!」

京太郎「ちょ、いきなり走ると危ないですって」

恭子(無理……顔直視できへん……!)


郁乃「あれ~? もしかして末原ちゃん?」

郁乃「おめかししたいってこういうことやったんか~」

郁乃「ふふ、面白そうやからついていっちゃお」


カンッ