憧「それじゃ次は~」

京太郎「おーい、ちょっと休もうぜ…」

憧「なーに?だらしないわね」

京太郎「荷物全部持たせといてかける言葉がそれか」

憧「次は京太郎に下着を選んでもらいたい――」

京太郎「さぁ行こう!すぐ行こう!!」

憧「――なんてことは思ってないんだけど」

京太郎「よくも騙した!騙してくれたなぁぁぁ!」

憧「あんたと下着買いになんて行くわけないでしょヘンタイ」

憧「そういうのは和といっしょに行くわよ」

京太郎「…和と?」ジー

憧「…どうしてあたしの胸を凝視してるのかしら?」ピキッ

京太郎「現実は非情である…」ハァ

憧「サイテー!バカ!スケベ!!」ウガー

京太郎「そんな大きな声出すなよ………ん?」

幼女「♪~」テッテレー

憧「……だいたいねぇ!って、ちょっと!聞いてるの!!?」

京太郎「なぁ憧、アレって…」

憧「なによ!」

京太郎「アレ」

幼女「♪~」

憧「あの子がどうかしたの?」

京太郎「1人でフラフラしてるし、もしかしたら迷子なんじゃないか?」

憧「……そう、かも」

京太郎「だよな…っておい憧!?」



憧「ねぇあなた1人?お母さんとか一緒じゃないの?」

幼女「パパとママどこかいっちゃったからさがしてるの」

憧「そっかー。よかったらお姉ちゃんたちもパパたちを探すのお手伝いしてあげよっか?」

京太郎「………ほぅ」

幼女「ほんとー?ありがとーおねーちゃん!」

憧「あなたお名前は?いくつ?」

幼女「サキ!4さい!」

京太郎「ブッ!?」

憧「なに!?びっくりするじゃない!?」

京太郎「悪い、なんでもないから…」

京太郎(サキって名前は迷子にならなきゃいけない決まりでもあるんだろうか…)

憧「それじゃ……そうだ」

京太郎「?」

憧「京太郎、荷物貸して。それでね――」





京太郎「よっこらっせっと」

サキ「うわー!たかーい!」←京ちゃん肩車

憧「そこからならよく見えるでしょ?パパとママも見つけやすいわよー」

サキ「うんっ!」

京太郎「で、どこ行くんだ?」ヒソヒソ

憧「迷子センターとかサービスカウンターとかそんな感じのところ行って、両親呼び出してもらえばいいでしょ」ヒソヒソ

京太郎「あいよ、それじゃ出発進行~」

サキ「しんこ~」



そんなこんなで



サキ「それじゃバイバーイ!!」ブンブン

憧「ばいばーい」ヒラヒラ

京太郎「もう迷子になるなよ~」


憧「可愛かったわね」

京太郎「そうだなぁ。それにしても…」

憧「ん?」

京太郎「ずいぶん子どもの扱いに慣れてるんだなぁと思ってさ」

憧「そう、かな?まぁ実家の方で小さい子の面倒見ることとか結構あったから…」

憧「そのおかげかもね」

京太郎「憧はいい母親になりそうだなって思った」

憧「ふきゅ////」

京太郎「ん?………あっ」

京太郎「いやいやいや!深い意味は無いぞ!!??」

憧「…無いの?」

京太郎「あ、あぁ~…いやそのなんというかだな…」

憧「あたしは…うぅん、あたしもあの子とすぐに仲良くなって遊んであげてる京太郎を見て…」

憧「良いお父さんになってくれそうだなって思ったよ?」

京太郎「ッ~~~////」

憧「////」

京太郎「あの、な?」

京太郎「さっきのに深い意味は無かったけど…」

京太郎「そういうつもりは、あるから」

憧「それって」

京太郎「憧とそういう風になりたいって思ってるってこと」

憧「京太郎…!」

京太郎「この先就職して一人前になったらちゃんとするから、そのときまで待ってて欲しい」

憧「ぅん……うんっ!」

京太郎「なに泣いてんだよ」

憧「な、泣いてないし!」グスッ

京太郎「ハイハイ」ポンポン

憧「約束だからね、あたしずっと―」


カン




憧「ねぇねぇ京太郎は何人くらい子ども欲しい?あたしは―」

京太郎「気がはえーよ」

もいっこカン