~~全国大会会場~~

咲「京ちゃん、京ちゃん!部長が折角休養日にしてくれたんだし、東京見物行かない?」

京太郎「いや、だから行かないって。それに今日勝ったところのどこかと準決勝で当たるんだから、牌譜取りに行かなきゃいけないだろ?」

咲「むぅ~」

京太郎「どっちにしても俺は東京見物はパスだ」

咲「なんで……って、そういえば京ちゃん、小学校までは東京なんだっけ?」

京太郎「そうそう。近所にやたら活発な奴がいてな、浅草から秋葉までお小遣い片手に色々連れ回されたんだよ。

     ついでに毎回帰るのが遅くなって怒られるおまけつきでな……まさに悪友だったぜ」

咲「へぇ~。京ちゃんにもそんなやんちゃだった時期があったんだね~」

咲(京ちゃんの幼い頃をよく知っている男の子かぁ……)

咲「一度会ってみたいな、その人……」ボソ

京太郎「え?何でだ?インドアな咲とはまるっきり正反対だろ?」

咲「あ、あれ?口に出てた?あはは、ちょっとね、お話聞いてみたいな、って思っただけだよ」

京太郎「ん~、話ったって、ほとんど面白いことなんてないぞ?当時小学生の俺達が出来ることなんてほとんど何もなし、基本歩き回っただけだしな」

咲「私インドア派だからさ、アウトドア派の人の話は聞いてるだけで面白いのっ」

京太郎「ふ~ん。まあ、いつかまた会えたら紹介してやるよ」

咲「実はここにいたりして」

京太郎「それは無いだろ。あいつは根っからのアウトドア派だったしな」

咲「ふ~ん。あ、そうだ、京ty」

???「キョ~タロ~っ!!」ドンッ

京太郎「ぬおっ!?なんのっ!!」ヨロッ ダンッ!

咲「きょ、京ちゃん!?」

???「やっぱり、キョータローだ!」

咲「ちょ、ちょっと!あんた何するんです」

京太郎「あ、淡!?お前、なんでこんなとこにいるんだ?!」

咲「か……って、え……?」

淡「あれ?キョータロー知らないの?淡ちゃんはね~、なんと!白糸台高校の大将様なのだっ!」ドヤッ

京太郎「は?いや、嘘だろ」

淡「嘘じゃないしっ!ホントだしっ!」

京太郎「…………うっわ、マジだ」

淡「ちょっと!わざわざ調べるまで信じないってヒドくない!?」

京太郎「いや、だって淡だし」

淡「あっれ~?いいのかな~、そんなこと言って~?”あのこと”、大声で言っちゃうよ?」

京太郎「ワタクシが悪ぅございましたどうかそれだけはやめてくださいマジでお願いします神さま淡さま」ドゲザー

淡「ふっふっふ。分かればよろしい!」

京太郎「…………」 淡「…………」

京太郎「プッ」 淡「クフッ」

京太郎・淡「あはははははっ!」

京太郎「いや~、久しぶりだな、淡!元気にしてたか……ってお前にはヤボな質問だな」

淡「だね!キョータローこそ元気そうじゃん!」

京太郎「いや~、卒業式以来だから3年振りか?あの淡が室内競技のレギュラーとは……」

淡「私の溢れる才能が如何なく発揮されたのが麻雀だったからね!」

京太郎「ホント、お前は何でもアリだなぁ。羨ましくなるわ!」

淡「ふっふ~ん!」

咲「あ、あの……京ちゃん。その子は……」

京太郎「あ、スマンスマン。こいつは大星淡。さっき言ってた小学校の頃の悪友だよ。

     淡、こっちは同じ高校の麻雀部の宮永咲だ」

淡「ふ~ん。よろしくね~♪」

咲(お、女の子だったの!?っていうか、随分京ちゃんと親しげに……よしっ!)

咲「京ちゃんの 幼馴染 の宮永咲です。こちらこそよろしくお願いします」ニコッ

淡「へっ?幼馴染?」

京太郎「ああ、咲とは中学から一緒でな」

淡「な~るほど~。だったらこっちは……腐れ縁?」

京太郎「それでいいんじゃないか?」

淡「む!ちょっとは否定したらどうだ~!この淡ちゃんとの関係を腐れと申すのか~!」

京太郎「ピッタリだろ。お前にどんだけ振り回されたことか……」

咲(くっ……!全く応えてなさそう。どころか、何で京ちゃんまで一緒になって楽しんでるのっ?!)

淡「あっ、そうだ!キョータロー、うちのとこおいでよ!テルーとか、きっとキョータローのこと気に入るだろうし!」

京太郎「いや、さすがに他校の生徒としてそれは出来ないし、何より俺はこれから牌譜取りに……」

淡「うちにも牌譜あるからそれでいーじゃん!よし決まり!さあ行こう!すぐ行こう!」

京太郎「ちょっ、待っ、おい、引っ張るなって、淡!」

咲「あっ、京ちゃ……」

淡 チラッ    ペロッ(^┰゜)

咲「っ!」

咲「あの女狐……絶対にカン(物理)してやる……っ!!」

カン!