咲「うーん……」

咲「まさか、和ちゃんからこんな相談受けるなんて思わなかったよ……」

咲「あの和ちゃんに好きな人ができるなんて……」ぱちくり

和「そ、そんな。ちょっと気になってるだけです」かあ

咲「えー?」

和「かわいく言わないでくださいよ。別にいいじゃないですか」むす

咲「あはは。そうだよね。和ちゃんってそういうの興味無さそうだったから……意外だっただけ。もちろん応援するよ」にこっ

和「あ、ありがとうございます」ほっ

和「それで、その、私の気になってる人、なんですけど……」もじもじ

和「驚かないでくださいよ? 茶化すのも無しですからね? その人の名前は……」ぎゅっ

咲「あ! ちょっと待って。私も好きな人がいるの。先に私から言っていいかな?」

和「え? ど、どうぞ」

咲「私の好きな人はね、京ちゃん」

和「……」

和(え。そんな。どうして)

和「……須賀くん……ですか……?」

咲「うん」

和(そんな……こんなの、相談なんて、できるわけないじゃないですか……)

和(好きになった人が同じだなんて、咲さんの悪い冗談と思いたいです……)

咲「幼なじみでたくさん一緒に過ごしてきて、それで惚れないなんて、悪い冗談だと思わない?」

和「えっ? あ……はい。そう、そうですね……」

咲「京ちゃんと居ると心地いいの。はやく付き合いたいなあ」てれてれ

咲「ね。和ちゃんは、もちろん私を応援してくれるよね?」

和「……はい。当然じゃないですか。応援しますよ、本当に」にこ

和(まあ……仕方ないですね……)

和(この想いは私の中に取っておくしかないですね。咲さんは、かけがえのない友人ですから)

和(でも、もしいつか、自然と須賀くんに近付けたら……)もんもん

咲「ありがとう。和ちゃんに打ち明けて良かったよ」にこ

咲「あ、そう言えば部長が言ってたんだけど、今度……」


──


咲「じゃあ、和ちゃん、また明日」にこっ

和「はい。さようなら、咲さん」ふりふり


和(あれ? そう言えば)

和(咲さん、どうして私の好きな人、訊かなかったんでしょう?)



カンッ