竜華『はぁー。気持ちええなぁ』

怜『そやねぇ…』

竜華『なんやぁ怜。疲れてもうたんか?家戻る?』

怜『大丈夫。…竜華、ちょっと先いってくれるか?』

竜華『先?どういうことや?』

怜『うん、ちょっと。…そや、その辺で待っといてもらえるか?』

竜華『?…別にええけど』

竜華『このへんでええのー?』

怜『うん、OKや。…うんしょっとっ!』

竜華『怜!アンタだいじょぶなんか!?車椅子から立って!』

怜『大丈夫大丈夫。ああ、竜華は動かんといてな?』

怜『竜華は、ゴールやから…』

竜華『そ、そーか。うちゴールか…』

怜『うん。そこで待っといて…。…っ!』

竜華『怜!』

怜『動かんといて!大丈夫やから…。なぁ?竜華?』

竜華「急がんでええで?ゆっくりな?どうしたん?怜」

怜『うち、頑張ったよなぁ?この夏、皆でインハイ目指して』

怜『皆もたくさん助けてくれて。うち、めっちゃ頑張ったよなぁ?』

竜華『せやなぁ。うん!怜は頑張った。それはうちが一番知ってるで!』

怜『うん、せやからな?もう、ゴールしてもええよな?』

竜華『怜…?』

怜『うちにとって最後の夏。これ以上ないくらい頑張った。せやから…な?』

竜華『怜?…!アンタまさか辛いんか!?ずっとずっと辛かったんか!?』

怜『もう、休んでも…ええよな?』

竜華『アカン怜!ゴールしたらダメや!この先も!ずっとずっと一緒におるんや!』

竜華『せやからゴールしたらダメなんやぁ!』

怜『ありがとなぁ竜華。竜華がずっと一緒におってくれたから』

怜『うちは今日まで頑張れた。だから、もうゴールするなぁ』

竜華『怜!怜!』

怜『ゴール…!』

竜華『ときーーー!!!』




― ― ―

浩子「的な芝居を学園祭でやろう思うんですけど…って…あり?」

京太郎「……」

怜「ぅぅ…ぐずっ」

竜華「アカン…。ぅぅ。アカンで怜…。ぐずっ」

泉「おんじょうじせんぱぁい…。ぐずっ」

セーラ「怜が…!怜がぁ…!ぐずっ」

浩子「どないしたん皆?芝居やで芝居。フィクションや」

京太郎「いやこうなるでしょうどう考えても!」

京太郎「きっと今頭の中ときシフトの時の事とかよぎりまくってますよ皆!?」

浩子「そーかぁ?インハイを通して浸透した病弱キャラをいかすんにはぴったりやと思ったんやけどなぁ」

京太郎「あとこれ!やったらやったで
『これ…。実話じゃないよな?』

『もしかしてドキュメンタリー?』

とか言われますよ絶対!?」

浩子「わかったわかった。せやったら…」

浩子「須賀!お前主役やり!で園城寺先輩には出産時に亡くなってしまう若妻の役を…」

京太郎「鬼かアンタ!!」