桃子「さぁ、こっちッスよ京さん!」

京太郎「…マジで入るの?」

桃子「誕生日だから何でも言うこときくって言ったのは京さんっスよ?」

京太郎「いや言ったけど…まさか夜の学校に忍び込むとは思わないだろ…」

桃子「良いじゃないッスか!これもデートの一環として!」

京太郎「もっと声のボリューム下げろよ…もし巡回してる先生とかに見つかったら…」キョロキョロ

桃子「私はステルスだから見つからないッス!」

京太郎「うわ!ズルい!」

桃子「京さんにもステルスがあればいいッスけどね~」

京太郎「あるわけないだろ…」

桃子「けど正直、京さんにはステルスの才能がある気がするんスよ」

京太郎「んなアホな。けど、俺にステルス…?うっ…頭が…」

京太郎(なんか…俺にステルスってシャレにならない気がするぞ…?)ブルッ

桃子「どうしたんスか?」

京太郎「いや、何でもない…」

桃子「?変な京さんッスね」

桃子「さ、着いたッスよ」

京太郎「着いたって…俺らの教室じゃねぇか、ここ」

桃子「そうッス。けど、いつもと違って私たち以外は誰もいないッス」

京太郎「そりゃそうだろう、夜なんだし」

桃子「最近読んだ漫画で、今の私たちと同じように夜の学校に忍び込んで、ってあったッスよ」

京太郎「えっ?まさかそれが理由?」

桃子「その中では、いつも人がいる場所に誰もいなくて、自分たちだけの世界みたいでって…」

京太郎「聞けよ」

桃子「…」

京太郎「いや急に黙るなよ」

桃子「…京さん」

京太郎「どうした?今度は急に改まって…」

桃子「私は今までこの影の薄さのせいで、隣にいるのに誰にも気付いてもらえなかったッス」

桃子(そう、まるで今この教室に、この世界に一人ぼっちでいるような、そんな人生)

京太郎「…そうだな」

桃子「けどそんな時に京さんは、そんな一人ぼっちだった私の存在に気付いてくれた」

桃子(加治木先輩が私を必要としてくれたように、私を見つけてくれた、そんな京さんだから、私は…)

桃子「本当に、ありがとうッス」ニコッ

京太郎「…おう、どういたしまして///」

桃子「…京さん」ギュッ

京太郎「何だ?」

桃子「…好き、大好きッスよ、京さん」スリルリ

京太郎「…おう///」

桃子「今までと同じように、これからも、京さんの隣は私の居場所ッスからね?」

京太郎「…当たり前だろ?俺の隣はずっと、モモ専用だよ」ナデナデ

桃子「///」

カンッ!









桃子「そう言えば京さん、夜の学校に男女と言えば、イケないことをするのが定番だそうッスね」

京太郎「お前は何を言ってるんだ」

桃子「最近読んだ漫(ry」

京太郎「フィクションに影響されちゃダメだと思うんだ」

桃子「連れないッスね~。そっちがそうならその気にさせるまでッス!」モゾモゾ

京太郎「うわ!なにをするんだやm

もいっこカンッ!