京太郎「あちーなぁ…」

桃子「そうっすねぇ…」

京太郎「そういやアイスまだあったよな?」

桃子「多分、4、5本くらいは」

京太郎「…食うか!」スクッ

桃子「異議なーし」ヒラヒラ

……………

ごそごそごそ

京太郎「そういやお前の好みの味って何?」

桃子「文脈的にアイスのことっすよね?だとすると…うーん…」

京太郎「やっぱ桃味?桃子だけに」

桃子「桃子だけに桃味が好みって短絡的すぎないっすか」

京太郎「わかりやすくていーじゃん」

桃子「えー…」

京太郎「で、実際どうなんよ?桃味は好みではあるの?」

桃子「あまり好きではない方だったと思うっすけど…そもそも好きとか嫌いとか以前の問題っすかねー」

京太郎「と、言うと?」

桃子「昔っからそういういじられ方したんであんま食べたことないっす」

京太郎「まじか」

桃子「まじっす」

京太郎「ごめん」

桃子「気にしてないっす」

ごそごそごそ

京太郎「…ってお前今までまともに話しかけられないっつってたんだから実はいじられすらしてねーだろ」ピタッ

桃子「ばれたっす」

京太郎「この野郎」

桃子「でも元ぼっちの傷えぐられたっす」

京太郎「ごりっとやっちゃった?」

桃子「やられたっす」

京太郎「ごめん」

桃子「気にしてないっす」

京太郎「ほんとか?」

桃子「今はみんながいるっすから」

京太郎「ちょっ、そんなこと言われたら恥ずかしいだろ」

桃子「誰もその中に京さんが入ってるとは言ってないっす」

京太郎「桃子貴様」

桃子「冗談っす」

京太郎「まったく…ソーダでいいか?」

桃子「シンプルイズベストっす」

京太郎「いいってことね。ほいっ」ポイッ

桃子「おっとと…」パシッ

桃子「さんきゅっす」ペリペリ

京太郎「いいってことよ」ペリペリ

桃子「はむはむ」シャクシャク 「ん~♪火照った体にアイスはサイコーっすねぇ♪」

京太郎「そうなぁ」シャクシャク

桃子「そういえば京さんは何味にしたんすか?」

京太郎「これか?さっき話題に出してたとこだし丁度あったから桃味にしてみた」

桃子「ふーん…」

京太郎「どした?」

桃子「…京さん、そのアイス一口もらっていいっすか?」

京太郎「え?さっきあんま好みじゃないって言ってなかったか?」

桃子「まぁまぁいいじゃないっすか。気まぐれっすよ、気まぐれ。私のも一口あげるっすから」

京太郎「まぁいいけどよ…」

桃子「はい、あーん」

京太郎「はむっ…うむ、ばっちりソーダってるな。お返しにほい、あーん」

桃子「ぁむっ…」

京太郎「どうだ?」

桃子「うーん…やっぱりあまり好みじゃない感じっすけど…」

京太郎「けど?」





桃子「いまなら、なんとなく好きになれそうっす」ニヘラ

カンッ