淡「おつかれさまでーすっ!」
照「お疲れ様・・・」
京太郎「おう、2人ともお疲れ」
淡「あーっ、それってもしかしてー!」
照「笹・・・?」
京太郎「ああ、さっき用務員さんから持ってけーって、貰っちまってさ」
照「ああ、七夕だもんね・・・すごい、七夕飾りいっぱい・・・」
京太郎「せっかくだしいろいろ飾りつけてやろうかと思いまして」
淡「これ全部キョータローが作ったの?」
京太郎「おう、すごいだろ?」
淡「うんすごいっ!ほんとキョータローってこういうの得意だよねーっ。麻雀は全然ダメダメなのに」
京太郎「うるせー、ほっとけ!」
照「あ、そういえば短冊はまだ飾ってないんだね」
京太郎「もちろん短冊もありますよ、やっぱりこいつがメインですし、ほれ」
淡「おー、さすがキョータロー!」
照「ありがと、京ちゃん」
淡「よーし、こうなったら願い事100個書いちゃうぞー」
京太郎「いやいや書きすぎだからな!欲張るんじゃねぇ!」
淡「ぶーっ、沢山あったほうが賑やかできれいなのにーっ、つまんなーいっ」
京太郎「ちゃんと部員全員分あるから、皆の飾りつけたら自然とにぎやかになるっての」
照「そうこう言ってるうちに書き終わっちゃった」
京太郎「早っ!」
淡「えーっ、どんなのどんなのー?」
京太郎「・・・まぁ照さんのことですから、『お菓子がいっぱい食べたい』だったりして」
照「」
京太郎「(・・・あ、当たったなこれ)」
照「・・・何で分かったの?京ちゃんすごい・・・超能力者?」
京太郎「ああやっぱり・・・そりゃまぁ、普段の姿見てたら、ねぇ?」
照「?」ポリポリ←おもむろに取り出したポッ○ーをかじっている
淡「私もできたっ!」
京太郎「お・・・どんなのだ?」
『めざせインターハイ100れんぱっ!』
京太郎「おお・・・て、淡にしちゃまともだと思ったら、何だよ100連覇って!」
淡「夢はでっかくってね!どうせなら100回勝つ!」
照「・・・うん、いいと思う・・・さすが淡だね」
淡「でしょでしょーっ」
京太郎「その前にまず俺ら100年間も多分生きてないからな!・・・はぁ、もう」
淡「もー、さっきから文句ばっかり言ってーっ!そういうキョータローはどんなこと書くのさ!」
京太郎「・・・俺か?・・・うーん、俺は・・・」
京太郎「『おもちの豊かな女の子とお近づきになりたい』」キリッ
京太郎「やっぱこれだよなー!さあ、頑張って俺にとっての理想の織姫様を探すぞー、ってな!」
照「京ちゃん・・・」
淡「キョータロー・・・」
京太郎「・・・いや、2人とも痛い子に送るようなジト目で見ないでください・・・冗談っす」
淡「・・・あ、でもそのお願いって、もう叶ってるじゃんっ!」
京太郎「ん?どういう意味だ?」
淡「こういうことっ!えいっ!」ギュッ
京太郎・照「!」
淡「ほれほれーっ、キョータローにはこの、ないすばでぃーな淡ちゃんがいるでしょ!」ムニュムニュ
京太郎「な・・・、淡、お前いつの間に・・・!」」
淡「にゅふふー、びっくりした?何だか分からないけど、最近ちょっとおっきくなったんだよーっ!」
京太郎「(た、尭深先輩には到底及ばないものの、腕にはっきりと感じられるこの感触は、まさしくおもち!あえて名づけるなら、生意気おもち!)」
京太郎「ば、バカ、俺はもっと、大きなおもちを求めて、ダナ・・・」
淡「んーっ?といいつつ、声が上擦ってるよキョータロー?」ムニュムニュ
京太郎「く、くそ・・・成長期、恐るべし・・・」
照「む・・・淡ずるい・・・じゃあ私は・・・」サラサラ
京太郎「・・・て、照さん、さっきの短冊に何を・・・」
『京ちゃんのお嫁さんになりたい+そしてお菓子をいっぱい食べたい』
京太郎「なんか増えてる!」
照「私だって京ちゃんにとっての織姫になりたい・・・おもちは大きくないけど・・・京ちゃん、いや?」ギュッ
京太郎「(照さんまで!ああ、頬染めながら上目遣いで見つめるのやめてくれーっ)」
淡「あーっ、テルそれずるーいっ!反則だよーっ!」
照「短冊に願い事を2つ書いたらいけないなんてルールはないよ・・・、だからノープロブレム」
淡「うぬぬ・・・やっぱり私もう一枚書いちゃう!えーっと、『キョータローとケッコンする』っと・・・」
京太郎「ってこらおいっ!俺の意思はどうなるーっ!!」
菫「(部室で一体何をやってるんだあいつらは・・・)」
カンッ
最終更新:2014年07月12日 11:28