咲「それで私に会いたいって言ってる人って誰なの?」

京太郎「彼女なんだけどさ、メールでたまに出てくる咲に会ってみたいんだとさ」

咲「かの…じょ…?」ビクッ

京太郎「あれ? 言ってなかったっけ?」

咲「あはは…初耳だなぁ…」

京太郎「中学のころ知り合ったんだけどさ。東京の高校行っちゃって今は遠距離なんだよな」

咲「だから京ちゃんも東京に行けるってなったときあんなに喜んでたんだ…」

京太郎「そりゃ東京までの旅費も安くないからな、部費で補助してくれるなんてありがたいわ」

咲「遠距離なのによく続いているよね…」

京太郎「そりゃ毎日きちんとメールして長い休みには会いに行くからな……っともう来ているみたいだな」

咲「えっ……」

?「もう…京ちゃん遅いよ!」ギュッ

京太郎「あはは…ごめんごめん」ナデナデ

?「この人がいつも言ってる咲さん?」

京太郎「そうだ紹介するわ、俺の彼女の宮永照さんだ」

照「初めまして咲さん、京ちゃんの彼女の宮永照です」ニコッ

咲「おね…え……」

照「苗字が同じなんて偶然ですね。私も地元は長野なのでもしかしたら遠い親戚かなにかかもしれませんね」

京太郎「てか咲には別に素を出して大丈夫だと思うぞ?」

照「んっ? 私は別にいつも通りだけど?」

京太郎「はぁ…相変わらず初対面の人にはこんなキャラなんだなお前は…」

咲「あっ…あぁ……」ガタガタ

照「ねえ京ちゃん、ちょっと暑い中待ってたから喉渇いちゃったから飲み物買って来てくれない?」

京太郎「わかったよ、いつも通り適当な甘いジュースでいいか?」

照「あっちにタピオカ売ってる屋台があったからそれお願いね♪」

京太郎「はいはい、じゃあちょっと買ってくるから2人で仲良く話しててくれ…」タタッ



咲「お…おねえちゃん…」

照「久しぶりだね…」

咲「どういうこと! お姉ちゃんが京ちゃんと付き合ってるなんて!」

照「何でって好きだからだけど…?」

咲「嘘だっ! 私が京ちゃんのこと好きだって知ってたから盗ったんでしょ!」

照「知ってたよ? けどそれがなに?」

咲「何ってなによ! 京ちゃんは私の…私の……」

照「ねえ知ってる? 京ちゃんの腕枕ってとっても気持ちいいこと? 頭撫でるのが上手なこと」

咲「やめてっ!」

照「それにキスも上手なんだよ? エッチのときは後ろから激しくするのが好きで…」

咲「やめてやめてやめてーーっ!!」

照「けど笑えるよね、幼馴染の咲はいい友達どまり、私は京ちゃんの彼女、随分と差がついたね」

咲「おまえええぇぇぇぇえぇ!!」ギリッ

照「ほら京ちゃん帰って来たよ? そんな怖い顔してると嫌われちゃうぞ♪」ニコッ

咲「ぐっ…ぐうぅぅぅ…」ギリギリ

京太郎「お待たせ…って咲どうした!? 顔が真っ赤だぞ!?」

照「ちょっと暑さにやられちゃったみたい…具合悪そうだしホテルに連れて帰ってあげて」

京太郎「そうだな、この埋め合わせはちゃんとするから……ほら、自分で歩けるか?」

咲「うん……」フラフラ

照「咲さんまたね、お大事に」

咲(こっ…こいつめ……心にもないことを……)

照「あっ、京ちゃん京ちゃん♪」

京太郎「どうした?」

照「帰る前にせめて……んっ!」チュッ

京太郎「~~っっ!!」

照「えへへ…しちゃった///」カァァ

咲(殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる……)

京太郎「咲もいるのにおまえは……まあいいか、それじゃあまたな」

照「うん、ばいばい。また近いうちに3人で会えたらいいね♪」ニコッ

カン!