宥「もう…やさしくしてって言ったのに」プンスコ

京太郎「ごめん…久しぶりだったから…」

宥「でも強引にされるのも悪くないかもなぁ…」ボソッ

京太郎「とりあえず裸のままだと寒いよな。シャワー浴びちゃおうか」

宥「ううん、大丈夫だよ。京くんのでお腹があったかいから…」サスサス

京太郎「でもすぐ寒くなるって、さあさあ…」





京太郎「なんか最近はあまり厚着じゃないな」

宥「最近は暖かくなってきたからかな?」

京太郎「まだ6月だぞ? 宥からしたらまだまだ寒いんじゃ……」

宥「でも最近は体があったかいんだー」ホワーン

京太郎「体があったかい…もしかして何処か悪いんじゃ!?」

宥「う~ん…そういうわけじゃないと思うんだけどなぁ…」サスサス



京太郎「それで…大事な話って…」ドキドキ

宥「あのね、昼間に玄ちゃんと病院に行ってきたんだけど…」

京太郎「まさかほんとに何処か悪かったのか!?」

宥「違うよぉ…病院でもその…産婦人科で……」

京太郎「それってまさか…」

宥「うん、京くんとの赤ちゃんがここにいるんだ…」サスサス



京太郎「じゃあ俺は洗濯ものしちゃいますね」

玄「私は栄養たっぷりなお昼を作るのです!」

宥「じゃあ私は…」

京太郎「いやいや、宥はそこで休んでいてくれ!」

玄「そうですのだ! 大事な赤ちゃんがいるのですから安静にしているのです!」

宥「う~ん…まだお腹もそんなに大きくないから大丈夫なんだけどなぁ…」サスサス

玄「それにそんな薄着(宥基準)じゃ寒いでしょ? ほらセーターにマフラーを…」

宥「そっ、そんなに着たら暑くて倒れちゃうよぉ…」




宥「はい…今週末ですね…ええ大丈夫です……ではお待ちしております」ガチャ

玄「お姉ちゃん! また旅館のお仕事なんて手伝って!!」

宥「だってお腹が大きくなったからって旅館のこと何もしないわけには…」

京太郎「今くらい休んでいたって誰も文句言わないって。なあみんなっ!」

「宥さんは赤ちゃんのことだけ考えていてくださいよ!」

「そのかわり産まれたら抱っこさせてくださいね!」

宥「みんな……あったかいなぁ…」グスッ



京太郎「玄さん! 宥と赤ちゃんはどうなりましたか!」

玄「京太郎くん遅いよ! お姉ちゃん達ならもう分娩室に入ったよ!」

京太郎「はわわわわ…まだ予定日は先だったのに…」アワアワ

玄「落ち着いて、お医者様もこういうことはよくあるって言ってたし別に母子ともに問題はないって言ってたから」

京太郎「落ち着けって言われても…」アワアワ

玄「お父さんなんだからどっしり構えて出てきた2人を安心させてあげないと…ね?」

京太郎「ふぅ……そうですね。今は無事に産まれることを祈しかないですもんね…」

玄「お姉ちゃん頑張って…」

京太郎「宥…頑張ってくれよ…」



宥「はわわわ…今日は寒いねぇ…」ガタガタ

京太郎「子供が産まれてからはすっかり昔みたいな寒がりに戻ったな」

宥「だって今日はほんとに寒いよぉ…」

京太郎「お前もも今日は暖かいと思うよなー?」

「きゃっきゃっ!」

京太郎「ほらなー今日は寒くないってさ」

宥「この子がお腹にいたときは冬でもちっとも寒くなかったのになぁ…」

京太郎「この子が宥のこと暖めてくれてたのかもな」

宥「そうだ京くん、お医者さんにそろそろあったか~いことしてもいいって言われたんだけど…」

京太郎「つまり…」

宥「今夜久しぶりに京くんのであったか~くなりたいな」

カン!