京太郎「ふんふーん…お?」

梢「…」ジー

京太郎「あれ、梢さんじゃないですか」

梢「?…あぁ、これは須賀君。こんにちは」ペコリ

京太郎「あ、どもどもこれはご丁寧に…」ペッコリン

梢「町中で会うなんて奇遇ですね」クスクス

京太郎「そうっすねぇ…そういや夢中で何か見てたみたいですけど何なんです?」

梢「あ、あら…見られてましたか…これはお恥ずかしい所を…」カァァ

京太郎「あぁいえ、恥ずかしいなんてそんな…ただ梢さんが熱心に見るほどの物が何なのかとつい…」アワアワ

梢「えぇと、それほど大層なものではないんですけど…」スッ

京太郎「んー…ん?紅茶…ですか?」

梢「えっと、はい。実はちょっと興味がありまして」

京太郎「あぁ…梢さん、お茶好きですもんね」

梢「ええ。日本茶ももちろん好きなんですけれど、たまにほかの種類のお茶…紅茶なども気になってしまうんです」

京太郎「へぇぇ…」

梢「でも私、日本茶以外のものは少し苦手でして…どうしたものかと思ってたんです」

京太郎「なるほど…それなら俺がお教えしましょうか?」

梢「え?」

京太郎「ちょっと、ある場所で雑用の修行をつけてくれた先生に嗜みとして紅茶の淹れ方は一通り教えてもらってるんですよ」

梢「それは嬉しい申し出ではあるんですけど…でも、須賀君に悪いですよ…」

京太郎「うーん…あ、じゃあこうするのはどうです?その時にはあまり時間がなくて日本茶までは到達出来てなかったので、俺が梢さんに紅茶の、梢さんが俺に日本茶の淹れ方を教えるってのは。これならどっちも得ですし」

梢「…良いんですか?」

京太郎「もっちろん!俺も日本茶を上手く淹れれる様になりたかったし…そのー…」

梢「はい?」

京太郎「梢さんみたいなきれいな人と一緒に過ごせるってのは嬉しいかなーって」ポリポリ

梢「あ、うぅ……」カァァ

京太郎「あ、あはははは、何言ってんですかね俺ってば。えっと、はい、それで、その…返事はいかほどで…」

梢「あ、えっと…その」



梢「───よろしく、お願い申し上げます」

カンッ