豊音「こ、これが…私の村に伝わる伝説の『被ると意中の人に対している時だけ設定年齢が2~3歳は下がる帽子』…!」
トシ「苦労したよ、あの人達に話を聞きまわって見つけるのは」
豊音「うぅ~~っ、ありがとうございますっ!これでやっと私の夢もかなうよー!いってきまーす!」
トシ「くれぐれも悪用するんじゃないよー」
……
白望「暇…京太郎、ヴ○ンダレイ・シ○バの真似…」
エイスリン「ソレヨカ、マー○・ハ○ト!」
胡桃「高○剛!」
塞「シカ○ィック!」
京太郎「格闘家ばっかじゃないですか、リクエストするなら普通に俳優とかにしてくださいよ…」
豊音「い、いた!よーし…これを被って、と………京太郎くん!」
京太郎「ん?」
豊音「あ、あの…!」
京太郎「どうしたんだよ、『豊音』」
白望「…」
エイスリン「!?」
胡桃「!?」
塞「!?」
豊音「はぅぅっ!せ、成功だよー!」
京太郎「成功って…何の話してるんだよ豊音?」
塞「ちょっ、ちょっと待った!」
胡桃「呼び捨てってどういうこと?!」
エイスリン「フタリハ…ソ、ソウイウ仲……?」ウルウル
白望「……」
京太郎「どうしたんですか?だって、豊音は豊音じゃないですか?
なあ、豊音」
豊音「ふわぁぁ~…
きょ、京太郎君と敬語なしでお話できる事がこんなに嬉しいなんて…想像以上だったよー!」
京太郎「?変な豊音…まあいいや、こっちこいよ」
豊音「は~いっ♪」トテトテ
京太郎「なんか塞さん達が無茶ぶりしてくるんだけど、
お前は何かモノマネのリクエストとかないか?」
塞「…」
胡桃「…」
エイスリン「…」
白望「………」
豊音「え、え~と…モノマネ、とかはいいんだけど……その……」モジモジ
京太郎「どうしたよ、何か言ってみろって」
塞「…なにこれ…」
胡桃「私達の時とは態度がまるで違うじゃない…」
エイスリン「ヒイキ…ヨクナイヨ……」
白望「…………」
豊音「そ、その…ね……えと……きょ、京太郎君のこと……
『お兄ちゃん』って呼んでも…いい、かな…?/////」
塞「!!?」
胡桃「!!?」
エイスリン「!!?」
白望「……………」
京太郎「いいぞ!俺のことを兄貴だと思ってくれよ」
塞「!!!?」
胡桃「!!!?」
エイスリン「!!!?」
白望「………………」
豊音「本当っ!?や、やったー!!ちょー嬉しいよー!!
そ、それじゃあねっ!それじゃあっ!お……
お兄ちゃんっ!//////」
京太郎「なんだ、豊音」ニッコリ
豊音「は…はぅぅ~~~ん////////」プシュー
京太郎「ほら、もっと寄ってこいよ
妹は兄貴に甘えるもんだろ?」
豊音「ふぁ…ふぁぁい……おにいちゃぁ~~ん♪//////」スリスリ
塞「」
胡桃「」
エイスリン「」
白望「…………………」
京太郎「よしよし…っと、この帽子、撫でるのに少し邪魔だな…と」ヒョイ
豊音「あっ!」
京太郎「………」
豊音「………」
京太郎「す……」
豊音「す……」
.
京太郎「すみませんでしたぁっ!」
豊音「すみませんでしたぁっ!」
京太郎「俺っ!なんか知らないけど、豊音さんのこと呼び捨てにしたりっ、肩抱き寄せたりっ、撫でようとしたりっ!
色々、失礼な事ばっかりしてすみませんでしたぁっ!」
豊音「京太郎君にお兄ちゃんになってほしくってっ!
伝説の帽子使ってっ、京太郎君に無茶なお願いしてっ、本当にすみませんでしたぁっ!」
塞「…今度はなに?」
胡桃「なんだか分からないけど、あの帽子が京太郎の異変の原因だったみたい…」
エイスリン「…ナ、ナンダカ疲レタ…」
白望「…」ホッ
京太郎「豊音さんが可愛すぎて可愛すぎてっ、
目が覚めた今でも妹扱いしそうですみませんでしたぁっ!」
豊音「呼び捨てにしてくれた時の京太郎君が素敵すぎて眩し過ぎてっ、
もうお兄ちゃんか一人の男性としてしか見れなくてすみませんでしたぁっ!」
塞「…どうしよっか」
胡桃「ほっとこうよ…ほとぼり冷めるまであっちいこう」
エイスリン「ウン…」
白望「はぁ…ダル…」
京太郎「すみませんでしたすみませんでしたぁっ!」
豊音「すみませんでしたすみませんでしたぁっ!」
京太郎「すみませんでしたすみませんでしたすみませんでしたぁっ!」
豊音「すみませんでしたすみませんでしたすみませんでしたぁっ!」
謝罪の応酬の後、京太郎と豊音は何だか知らないけど二人きりの時は兄妹ごっこをするという話に落ち着いたようです
ですが、付き合うというわけではないらしいので、塞達は知らない振りをするようにしましたとさ…
豊音「お兄ちゃ~ん♪」スリスリ
京太郎「豊音~♪」ナデナデ
カンッ
最終更新:2014年06月08日 23:51