京太郎「おじゃましまーす」

良子「ウェルカム、京太郎。さぁ、あがって」

京太郎「はい。しつれいしまーす…うわー、広いしきれー」

京太郎「流石、都内の高層マンション。こんなとこ住めるなんて、やっぱプロ雀士ってすげいですね」

良子「そこまで大したものではないよ。まぁ、多少苦労したけどね」



良子「除霊に」


京太郎「除、霊?」

良子「はい。ゴーストバスターだね。この部屋で何組ものカップルが物言わぬ骸に」

京太郎「しっつれいしましたぁぁぁあ!?」

良子「させないよ?」

京太郎「させてぇぇえ!?このリアル・ホラーハウスからの立ち退きを許可してぇぇえ!?」

良子「心配御無用。ちゃんと除霊したからね」

良子「ほら、お茶淹れてくるから。いい子で待っててね」

京太郎「ちょ、良子さーん!?…行ってしまった。どうしよ、まさか曰く付きの物件とは思わなんだ」

京太郎「大丈夫だよな?どこぞの壁から地縛霊が『アラサーダヨォォォォォオ!!』って襲いかかって来ないよな?」

良子「おまたせ。アイスティーしかなかったけど、大丈夫かな?」

京太郎「アイスティーは嫌いじゃないですけど不安が凄いです」

良子「それじゃ、メインのお話に入ろうか」

京太郎「聞いて。俺の話を聞いて」

良子「添い寝をして欲しいんだ」

京太郎「カップルがあぼんしていった部屋でやることじゃないでしょ、それ」

良子「まぁ、そこは置いといて」

良子「最近寝付きがバッドでね。疲れが抜けないんだ」

良子「だから、ね?」

京太郎「わっかんねーよ」

良子「男性の抱擁力ってものに安心を見いだしてみたいんだ。アーユーオーケー?」

京太郎「ノーだよ。そして包容力だよ字がちげーでしょ」

良子「ふふふ」

京太郎「(あ、これなに言っても通じないパターンだ)」


カンッ。