京太郎「よーし。じゃあ、今日は牌磨きをするぞー」

マホ「はーい」

ミカ「いや、先輩なんですから雑用はこっちに任せて下さいよ」

京太郎「はは。まぁ、半年雑用やってる間に何だか楽しくなってきてな」

裕子「先輩ェ…」

京太郎「それに指導ついでに手本を見せとかないといけないし」

ミカ「…手本?いや牌磨きに手本とか…」

京太郎「あるぞー?ま、手本の前にまず軽く説明な」

京太郎「まず汚れには弱点がある」

マホ「弱点ですか?」

裕子「あぁ、どの洗剤に弱いとか」

京太郎「いや、特定の振動波だ」

ミカ「…はい?」

京太郎「汚れも物質である以上、特定の振動波には弱い」

京太郎「聞いた事はないか?超音波で汚れを落とす奴」

マホ「はい!マホそれ持ってます!」

裕子「えっと超音波洗浄機でしたっけ?でも、そんなの部室にありました?」

京太郎「ねぇよ?」

ミカ「ですよね。それじゃ一体、どうやって…」

京太郎「おう。それじゃ実演にいこうか。まずこうして牌を台の上に並べて」

京太郎「手をその上に載せる」

京太郎「後はちょっと気合を入れて…」スゥ

京太郎「ふっ」ガタガタガタガタ

マホ「わー!牌がピカピカになっていきます!」

ミカ「やだ…なにこれ…」

京太郎「ふぅ。終了っと」

京太郎「な?簡単だろ」

ミカ「何処がですか」

マホ「先輩!マホもやってみたいです!」

裕子「止めときなって…あんなの先輩にしか出来ないから」

京太郎「いや、俺の師匠も出来るぞ」

ミカ「え?」

京太郎「師匠…ハギヨシさんなんかはわざわざ台の上に載せなくても両足から伝わる振動で部屋中の汚れを落とすからな」

京太郎「まだまだあの人には及ばないよ。修行が足りないな」フゥ

ミカ「安心してください。普通の人は先輩にだって及びませんから」

裕子「(て言うか、これだけ出来るなら体育会系の部活なら何処でもやっていけそうな…なんで先輩、麻雀部にいるんだろう…)」



特にやまも落ちもないけどカンッ