京太郎「5月10日……怜さんの誕生日……何でもお願いを聞く、と約束はした」

京太郎「中学からずっと貯めていた貯金、確認。これで大丈夫なはず!」

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京太郎「……って、意気込んでたんですけどねぇ…」ナデナデ

怜「へぇ~、せやったんか~」ゴロゴロ

京太郎「先週でしたっけ?怜さんの誕生日の事を竜華さんに聞いて、俺が慌てて確認取りに行ったのは」

怜「あん時の京ちゃんは傑作やったな~。ってか、それ普通本人に聞いたらアカンやつやろ?」

京太郎「ですよね~。ま、やってしまったことはしょうがないです。けど、その時の怜さんは…」

怜「ああ、確か……『せやったら、当日はウチのお願い、聞いてくれへん?』やったっけ?」

京太郎「ええ。随分ウキウキしてらしたんで、どんなお願いが来るかと思っていたんですが、これじゃあいつも部室でしてることと同じじゃあないですか?」

怜「せやで?京太郎に膝枕してもらう。毎日部室でもしてもらってる、ただそれだけのこと。

せやけどな、その”いつも”ってゆうの、実はとっても幸せなことなんやで?けど人は皆、一度失くさんとその大切さが分からへんねんよ」

京太郎「怜さん……」

怜「ま、京ちゃんも知っての通り、ウチは病弱やからな。いつも通りに日々を過ごせる大切さはよう身に染みとるんよ」

京太郎「…………怜さん!」

怜「うおっ!?何やねん、いきなり?ビックリするやん」

京太郎「その怜さんの幸せな”日常”。これからは俺も一緒に守らせてください。いえ、増やしていきましょう!楽しい”日常”を!」

怜「ふふ、そう言ってくれるんは嬉しいんやけどな?京ちゃん、それ告白にも聞こえんで?」

京太郎「え?!あ、いや、その……」

怜「あっはっは!ジョークやで、ジョーク!そんな真に受けんと…」

京太郎「それは…もうちょっと待ってください…」

怜「軽くなg……え?」

京太郎「恥ずかしい話ですが、俺は今まで本気の恋をしたことが無かったので……自分の気持ちをしっかりと見極めてから、改めて……」

怜「……はは、クソがつく程真面目な京ちゃんらしいわ。うん、待っとるで」

京太郎「はい。あ、その代わりと言っては何ですが、他にもお願いあったら何でも聞きますよ。俺からの誕生日プレゼントなんですから」

怜「ううん。今はこれだけでええよ」

京太郎「そうですか?」

怜「うん。最高の誕生日プレゼントも、もう貰ったようなもんやしな(ボソ)」

京太郎「え?何て言ったんです?」

怜「何でもないで~♪」


付き合うまでに何週間かかるのか、それは京太郎の真面目さ次第也

カン!