京太郎「~♪」スタスタ

数絵「…」ペラッ

京太郎「おっ、よーっす数…絵?」

数絵「?」クルッ

数絵「あら、京じゃない」

京太郎「あ、やっぱ数絵だ。よっす」

数絵「確かに私は私だけど…やっぱりってどういうことかしら?」

京太郎「いや、それ見んの初めてだったからさ」

数絵「それって…ああ、眼鏡のことね」カチャッ

京太郎「年頃の娘らしくおしゃれか?」

数絵「らしくとは何よ、らしくとは…そうだったら良かったんだけどね…」

京太郎「ってことは目が?」

数絵「そういうこと。高校生にもなれば遅くまで起きてても何も言われなくなったし…調子に乗って牌符を読みふけってたらいつの間にか、ね」

京太郎「あれま」

数絵「おじい様にもこってり怒られて夜九時以降の牌符読み禁止令を言い渡されたわ…」ハァ

京太郎「あのじーさんが言うってよっぽどじゃね?」

数絵「完全禁止にされなかったのが不幸中の幸いと言ったところかしらね…」

京太郎「多分言いたかったろうけどお前の性格解ってるからなぁ…」

数絵「むっ、どういう意味よ?」

京太郎「完全禁止になんかにしたらなまじ勉強ができるお前のことだからから授業時間を牌符読みにあてるだろうってことだよ」

数絵「そんなこと…」

京太郎「ないか?本当に?」

数絵「無い!…かも…多分…きっと…おそらくメイビー…」

京太郎「そもそも授業の合間の休憩時間に読み込んでる時点で語るに落ちてるんだ、よっ!」ピシッ

数絵「あうっ」

京太郎「ったく…夢中になるのは良いけどなりふり構わなくなるのはお前の悪い癖だぞ」

数絵「…自覚はしてるわ」

京太郎「じゃあ治す努力をせんかっ!」ピシッ

数絵「はうっ…デコピンは止めてくれないかしら…」

京太郎「お前の癖が治ってから考えてやる」

数絵「はぁ…わかったわかったわかりました!読むのを止めればいいんでしょう、もう!」パタン

京太郎「うむ、わかればよし」

数絵「まったくもう…」スッ

京太郎「あ、眼鏡はそのままで」

数絵「?なんでよ?」

京太郎「や、眼鏡姿が珍しいというか割と可愛かったから」

数絵「…それはつまり普段の私は可愛くないってこと?」

京太郎「いんや、どっちも可愛い。すごく俺好みだ」

数絵「…」

京太郎「お、照れてる?」

数絵「…馬鹿言わないで。それより次は移動よ。私はもう準備しているけれどあなたはどうなの?」

京太郎「…あ、やっべぇ…また後でな、数絵!」タタタタタ…

数絵「はいはい…」

シーン

数絵「…」カチャッ…

数絵「可愛い…か…」

数絵「…」クイッ

数絵「ふんっ…」スッ

スタスタスタスタスタ…

カンッ