ハオ「……」ペラ

ガチャ

京太郎「こんちゃ~っす」

ハオ「京太郎。こんにちわ」パタン

京太郎「あれ?ハオだけ?」

ハオ「そのようです」

京太郎「そかそか。一人でなにしてたんだ?」

ハオ「本を読んでいました」

京太郎「ふ~ん。なに読んでたんだ?」

ハオ「ふふっ」クス

京太郎「ん?なんだ?」

ハオ「いえ、先ほどから質問ばかりだと思って」

京太郎「あー、すまん」

ハオ「ちなみに読んでいたのは美しき拷問の本というタイトルです」

京太郎「うえぇっ!?」ガタタ

ハオ「冗談ですよ?」クスクス

京太郎「真顔で怖いこと言うなよな」

ハオ「本当はねじの回転というホラー小説です」

京太郎「へぇ、面白い?」

ハオ「ええ、興味深いです」


ガチャ

ネリー「やっほー」

ハオ「こんにちわ。ネリー」

京太郎「よう、ネリー」

ネリー「あれ、キョウタロとハオだけ?」

京太郎「ああ、先輩や他の部員もまだみたいだな」

ネリー「ふ~ん、なに話してたの?株?」

ハオ「ネリーはお金が好きですね」

ネリー「うん!というわけでキョウタロ、お小遣いください」ペッコリン

京太郎「まぁ、そう来ると思ってたよ。ほら」スッ

ネリー「うわっ!?なにこれ、札束!?」

京太郎「おう、1000ユーロ札だ。全部で10万ユーロある」

ハオ「?」

京太郎「……」シー

ネリー「うええっ!?すごーい!これ日本だといくら、ねぇいくら?」

ハオ「約1400万円ですね」

ネリー「キョウタロ……」

京太郎「ん、どした?」

ネリー「好きです。結婚してください」

京太郎「やっすい告白だな」

ハオ「むしろ高く付いてますね」


ガチャ

明華「こんにちわー。あらぁ、賑やかですね」

ネリー「ミョンファ!私、キョウタロと結婚する!」

ハオ「だ、そうですよ」

明華「あらあら。今日はまたずいぶんと突飛がないですね」

京太郎「明華先輩。どうかお気になさらず、いつものネリーの気まぐれですよ」

ネリー「見て見てミョンファ!キョウタロがこんなにお金くれたの!だから私、キョウタロのお嫁さんになる」

明華「人身売買?」

京太郎「違います」

明華「といいますか、こんな大金どこか、……京太郎君、これ」

ハオ「ぷっ、ふ……くく、」クスクス

京太郎「あーあ、やっぱ明華先輩は引っ掛からないか」

京太郎「ハオも笑い過ぎだ」

ハオ「すみません。しかし、ネリーがあまりにも簡単に騙されるものなので」

ネリー「騙す?」

京太郎「これだよ、これ」トントン

ネリー「お金?あ、もしかしてこれ偽札!?」

京太郎「いんやぁ、これは正真正銘のユーロ札ですよ?」

ネリー「え?じゃあなにが」

明華「こんなのどこから持ってきたんですか?」

京太郎「長野の友人に話したら、喜んで協力してくれましたよ」

ハオ「変わり者ですね」

京太郎「シャレがわかるといってほしいね」

明華「印刷は良好。ラインもすかしもありますね」

京太郎「素材も綿ですし、意味ないですけどチップも入ってますよ」

ネリー「ねー、それでこれは本物なの偽物なの?」


京ハオ明華「「「ぷふ」」」」クス


ネリー「???」

京太郎「もちろん。これはフェイクだが」

ネリー「じゃあ偽物?」

明華「印刷加工だけ見ればある意味これは「本物」と言えるでしょうね」

ネリー「じゃあ本物?」

ハオ「ネリー。1000ユーロ札は世の中に流通していないんですよ」

ネリー「え………………ええっ!?」

京太郎「つまり、それが使えると思った時点でお前は騙されてんだよ」

京太郎「これはそーゆー話はわけ」

ネリー「むぅ、キョウタロが騙した!」

明華「よしよし」ナデナデ

京太郎「これに懲りたら少しは金金いうのを控えるんだな。っと、これは後で厳重に処分しておかないとな」

ハオ「よくこんな手の込んだ悪戯を思い付きましたね」

京太郎「くだらないことにこそ全力を尽くせ。ってのが教えでね」

ハオ「もっと他にやることあると思いますけど」

京太郎「けど、こういうの好きだろ?」

ハオ「さぁ?どうでしょう」

ガチャ

智葉「賑やかだと思ったらやはりお前たちか」

ダヴァン「なんだか、とても楽しそうデスね」

京太郎「智葉先輩、メグ先輩お疲れ様です」

ハオ明「おつかれさまです」

ネリー「聞いてよサトハー!キョウタロがー!」タタタッ

智葉「?」

京太郎「あ、こら!」

智葉「なんだ?」

京太郎「いえ、なんでも……」アセ…

ダヴァン「これはなんですか?お金?」

京太郎「あ……」


このあと滅茶苦茶説教された

カン!