京太郎「いや…すごかったな…」

有珠山高校だったか…中堅終了までで4位だったのにそこから2人で一気に圧倒的トップになりやがった。

しかもそのうち1人は1年でレギュラーとはすごいな。

まあうちも1年レギュラーは3人いるけど…人がいないせいってのもあるけどな。

京太郎「いや、あの3人が弱いってい言ってるんじゃないぞ?」

数合わせの1年じゃないってことはいつも飛ばされている俺が一番理解しているさ。

でも咲と優希じゃああの子には圧負だけどな…おもち的に。

穏乃ぐらいちんまいのに和並みのおもちとか…おっとよだれが。

京太郎「それにしても結構腹が減ったな」

昼に親子丼にから揚げ定食なんて食べておいてもうお腹が減っている。

我ながらすごい食欲だな。

京太郎「う~ん…でもいまから変に食べると晩飯が入らなくなるしなぁ…」

晩飯が入らないだけならまだいい。

もし風越の福路さんが差し入れを持ってきてそれが腹いっぱいで食べられないとなると泣いて後悔する。

コンビニでパンとチキンぐらいにしておくか?

いや、せっかくの東京なんだからコンビニでパンというのも……んっ?

京太郎「ケバブサンドね…」

ケバブサンドか…これはいいかもな。

そこそこ腹は膨れるだろうが晩飯が入らなくなるほどではないだろう。

それに長野ではこんなケバブサンドなんてなかなか見ないしな。

「イラッシャーイ!」

店員は外人なのか…もしかして本場の方なのかな?

だとしたら期待できそうだ。

京太郎「えっと…ケバブサンドにウーロン茶お願いします」

こういう肉を食べるときはウーロン茶、これは外せないよな。

口の脂を洗い流しさっぱりとしてくれて常に新鮮に食べられる。

「イラッシャーイ!」

小蒔「うわぁ…おいしそうです!」キラキラ

春「ケバブ2つお願いします…」ポリポリ

……巫女服?

なんで街中で巫女服なんて…この辺の風俗嬢かなにかか?

春「楽しみ…」ポリポリ

小蒔「そろそろ黒糖はやめたほうがいいんじゃ…」

ないか、俺と年齢はかわらなさそうだし流石にアウトだ。

でも2人のおもちはかなりの…

小蒔「……?」キョトン

……すいません。

「ハーイ、オマタセシマシター」

まあ細かいことは気にしないでおこう。

いまはこのケバブにに集中するとするか。

しかし店の前にベンチを置いておいてくれるとはありがたいな。

ウーロン茶にケバブを持って立ち食いは少しきつい。

小蒔「あの…お隣よろしいですか?」

京太郎「あっ、かまいませんよ」

ベンチは1つしかないし、なによりかわいい子が隣に座ってくれるとかご褒美だ。

京太郎「いただきます!」

持ったときにも思ったが予想以上のボリュームだ。

肉、キャベツ、トマトがパンからはみ出して山盛りになっている。

少し食べにくいのが上からかぶりつくとしよう!

京太郎「これは…うまいぞ!」モグモグ

ソースはちょっと辛めだがキャベツと一緒に口に入るとキャベツの甘さと水分で随分マイルドになる。

キャベツが豚肉の脂を吸うことで脂の旨さを逃さず味わえる。

肉も少し固めだが噛み応えがあって肉の味をしっかり感じられるいい肉だ。

むしろパンも固めだからこれぐらい出ないと肉だけ先になくなってしまうかもしれないな。

そしてトマトの酸味がまたいいアクセントになっている。

それら全部が融合しこのケバブの味を作り上げている。

京太郎「随分とキャベツ盛ってるなと思ったが…いやはやそういうことか!」

肉が少ないと思っていたが確かにこれぐらいでちょうどいいぞ。

これはキャベツがこれぐらいないと肉とソースに負けてしまい全体が重くなりすぎてしまうだろう。

それでもちょっと味が濃い気もするがそこは日本人との味覚の差なのだろう。

本場のケバブはこういった味なのか…なんか感動だ。

味が濃くて少し重い部分はウーロン茶でさっぱりさせることでカバーできる。

そして底にまた肉やキャベツの旨さが広がって……たまらんぞっ!

小蒔「あっ、ソースがついちゃいました…」

春「私も…」

あらら…巫女服の2人ったら顔にべっとりとソースを着けてしまって。

でも確かにこれは食べにくいから着いちゃうよなぁ…

京太郎「よかったらウェットティッシュ使いますか?」

小蒔「ありがとうございます」ペッコリン

春「ありがとう」プルン

いま軽く頭下げただけなのに揺れたぞ!

そういえば巫女服って下着をつけない…………ふぅ

小蒔「あっ、あなたも口元が汚れていますよ?」フキフキ

そんな!俺の口元を拭いてくれるなんて…しかもあなたが口を拭いたモノで。

ありがとうございます!

春「……」ジーッ

あのどうしてそんなに見つめるのでしょう?

いやこれはおれのせいでは…

春「ねえ姫様この人…スサノオの…」グイグイ

小蒔「えっ…ふむふむ…言われてみれば確かに力を感じますね…」

スサノオ?力?

小蒔「私は神代小蒔、霧島の地で神に仕える者です」

春「滝見春、姫様に仕えお守りする六仙女の一人」

いきなりどうした?もしかして重度の中二病患者だったのか?

中二病…ダークフレイムマスター…うっ、頭が…

春「それほど強大なスサノオの力を体に宿して正気を保っていられるなんて…」ブツブツ

スサノオ?神話の神様とかメガテン知識しかないんだけど。

破壊神ならスサノオよりシヴァのほうがかっこいいし好きだわ。

小蒔「その力…あなた様は須賀の家系の方だとお見受けしますが…」

京太郎「あは…あはは…確かに苗字は須賀ですけど…」

なんで俺の苗字知っているの…自己紹介もしていないのに…

まじめに怖くなってきた。

小蒔「よろしければこの後ホテルでお話できませんでしょうか?」

いやね、こんなかわいい子にホテルに誘われちゃったら普段なら喜んで着いていっちゃうだろうな。

こういうときのために財布には入れてるけど…でも流石にこの子はまずでしょ。

京太郎「あはは…すいません友達が待っているので…」

小蒔「そうですか…」シュン

何とかあきらめてくれたみたいで助かった…

春「なら連絡先を…」

かわいい子でもちょっとあなた達は…

小蒔「駄目ですか…?」ウルウル

仕方ないよね。電波ちゃんとはいえかわいい子にお願いされちゃったら断れないのが男だもんね。

なんかもうケバブの味もわかんなくなっちまたよ…

くそぅ…せっかくうまい飯なのに集中して味わえないとは…残念なことだ。

カン!