先日、友人の穏乃から相談を受けた

曰わく、服を買いたいのだが手伝って欲しいだとか

「あんたいっつもジャージなんだからあたしって必要なの?」

と、思わず皮肉めいた言葉で返してみたが当の本人は様子がおかしい

いや、叫んで否定したとかではなく

急に顔を俯かせ、両手を自身の胸の前で遊ばせ始めた

・・・え?誰これ

思わず呆然としていた私に、穏乃は何時もの大きなハツラツと声ではなく

小さな、ゆっくりとした声で私に言った

「お、男の人が喜ぶような・・・えぇっと・・・憧みたいなオシャレって分からないから・・・」

・・・だからあんたは誰だ、おい

鳩が豆鉄砲どころか戦艦の主砲を食らったような気分だった

数秒程これが現実かと受け止められずにいたが、友人の相談という言葉を思い出しなんとか自身の脳を再起動させた

聞けば、曰わくとある伝手で知り合った男性がいるとのこと

曰わく、その男性は背が高く、金髪だったが優しい人だったとのこと

曰わく、今度こちらに来るとのことで遊びに行くことになったとのこと

・・・というか、京太郎のことだった

お前もかブルータス!

が、仕方ないのでその日に服を選びに行った

相談料として、その当日私も一緒に遊ぶこととなったのは僥倖である

スタートラインは友人のよしみで一緒にしてあげたけど、こっからは競争なんだからね!

カンッ