優希「唐突だが、今日はバレンタインデーだじぇ!」

京太郎「そーですね……と、それロン12000」

優希「じぇじぇ!?」

まこ「跳びじゃのお」

和「ゆーき、須賀君がリーチかけてるのに不注意ですよ……」

優希「うん……」

京太郎「それで、バレンタインデーがなんだって?チョコなら自分で買って食えよ、食べ過ぎて鼻血出すなよ、あと寝る前にちゃんと歯ぁ磨けよ」

優希「おお、わかったじぇ!」

京太郎「よし、次の半荘いきましょーか!」

和「次は負けませんよ」

まこ「日増しに手をつけられんようになってくのぉ、京太郎……」

優希「ちょっと無視するなー!」

京太郎「なんだよ、部長と咲は二人とも用事で今日は部活に来れねーぞ」

優希「そーじゃなくて!バレンタインデーなのに、どーしてお前は平然と麻雀打ってるんだ!?」

京太郎「…………?」

優希「そんな何を言われてるのか、心底理解できないって顔されたら困るじぇ……」

まこ「そういや京太郎、お前さん今日、チョコ貰ったりしたんか?」

京太郎「まあ、一応それなりに。朝、咲に貰って、昼に和に貰って、あと次の大会も頑張ってってクラスの連中にもいくつか」

和「……けっこう貰ってるんですね」

京太郎「意外になー」

和まこ(意外でもないよーな気がする……)

優希「むむぅ……」

京太郎「なんで納得いかなそうな顔してんだよお前……?」

優希「咲ちゃんやのどちゃんはまあよしとして……なんか腹立つじぇー」

京太郎「?」

優希「まあいいじぇ!京太郎、モテないお前にこの優希ちゃんがチョコを持ってきてやったじぇ!涙を流して感謝しながら食べるがいいじぇー」

京太郎「――――なんだコレ」

和「……チョコレート色の……タコス?」

まこ「タコスにチョコソースをかけたもの……らしいの」

優希「ゆーきちゃん特製チョコタコスだじぇー!本命チョコならぬ本命タコスだからな、ちゃんと味わって食べるんだぞ!」

京太郎「い・ら・ねー」

優希「じぇ!?な、なんでだ!?こんなに美味しそうなのに!」

京太郎「チョコ味のタコスって時点で、なんかもういろいろ受け付けないんだよ!」

優希「た、食べたらきっと気に入るから!一口、一口だけでいいから食べてみるんだ!」

京太郎「口に押し付けてくんなぁ~~~~~!?」

和「……ゆーきなりの好意の表し方なんでしょうね、きっと」

まこ「まあ、ああやってヤイノヤイノできるんは仲のいい証拠じゃろうな」




優希「私の気持ちを受け取れ、京太郎ぅーーーーー!」

京太郎「断じて!拒否!させてもらうぜぇ……!!」