郁乃「じゃあー、私適当に飲みもんとか買うてくるからー」(ふららー

京太郎「ぐっ……ククッ……耐えた……堪えきったぜっ……」

郁乃の猛攻に全体の三分の一近くの精神を失う……常人であれば(人間関係的に)死亡っ……!
しかし京太郎、これを乗り切るっ……!

京太郎(……出掛ける前、保険を掛けておいたのが効いたっ……!)

自室のテーブルの奥深くっ……そこに所持する隠し財産!

京太郎(クク……クククッ……和や智紀を始めとする、あるカテゴリーに属する美女、美少女を集めた秘蔵本……。出版したはいいが、すぐに物言いがついたせいで発禁となった希少中の希少……!)

一時間前……郁乃達との待ち合わせに出発す一時間前、京太郎まさかのオモチ鑑賞……!
それは体に余分な血を足すに等しい……!
下手をすれば高まった血圧による目眩、動悸息切れ……などを誘発する危険行為っ……!

京太郎「勝った……俺は、勝ったんだ、勝ったっ……!」(ポロ……ポロ……

油断する……ここにきて京太郎……まさかの油断っ……!

恭子「……なあ、須賀君ちょっと聞いていい?」

京太郎「は、はい、どうしたんですか末原さん?」

恭子「うぅん、そんなたいしたこと違うよ。ちょっとさっき監督とやってたことについて聞きたいだけやから」

京太郎(そ、それって……う、腕に赤阪さんのオモチが引っ付いてたことか……!?)

ざわ……
ざわ……

京太郎(おそらく……末原さんはこう聞くはずだ……『腕にオモチが当たってたよね……気持ちよかった?』と……!)

ざわ……
ざわ……

京太郎(ククッ……なら俺が返す言葉は一択……これ以上なくシンプルっ……!)

京太郎、ここにきて二度目の油断っ……!
恭子の考えなら読める……そんな慢心……親しい仲という環境への甘えっ……!

恭子「…………あのな、さっき監督と腕組んでたけど――」

京太郎「…………ッ」

ざわ……
ざわ……

京太郎、気付かない……恭子の質問には魔法がかけられていることにっ……!

恭子「腕にオモチなんて当たってへんかったでな?全然気持ちよくなかったでな?」

京太郎「いいえっ……そんなわけないじゃない――――ハッ!?」

肯定っ……京太郎、肯定してしまうっ……!

恭子「…………須賀君は正直者やね」(ニコッ

京太郎(す、末原さんの目が死んでる……)(ゾゾッ……!

恭子「フフ、ウフフフッ……」(ジ……

京太郎「……す、すみませんでした、俺も…………やっぱり男のサガには抗い切れなかった――」

恭子「誰のでもええんやったら私でも――」(ポソリ……

ざわ……

京太郎「え?」

恭子「フフ……なんでもないよ?ホント、なんでも……」(ジィー……

京太郎「す、末原……さん?」

ざわ……
ざわ……
ざわ……
ざわ……
ざわ……




恭子「――――――クスッ♪」



末原ちゃんにはヤンデレ似合いそうという風潮……ないよね、すまん。
え?まともなバージョンはないんかい?
どないしょ……ひとまず終われ