一「コレって意外に珍しい組み合わせだねー」

京太郎「……そうですね」(ソソソ……

一「ゴメンね、休みの日に買い物つき合ってもらっちゃって。ボク一人だと重くってさ」(ズイッ

京太郎「い、いやー、気にしないでください」(ツツツ……

一「……いや~、やっぱり男手があると助かるよー」(ズイー?

京太郎「ハ、ハハハ……それはよかったです」(ジリジリ

一「ところでさー、さっきから須賀くん、どうしてそんなにボクから距離とろうとしてるのかな~?」(ズイズイ、っと

京太郎「ど、どうしてって、そりゃあ……!」(オタオタ




通行人A「お、おい、アレ見てみろよ」

通行人B「え?うわ……ちょ、ちょっと派手すぎるんじゃないかなー、あの子の服……」

通行人C「あっちの男の子と何か話してたけど……もしかして、あの恰好て彼の趣味?」

通行人D「ヤダッ、女の子にあんな服着せて出歩かせるとか変態じゃん!!」




京太郎「…………一さん、どうか察してください……周りの、俺に向けられてる白い眼差しの意味を――」

一「え~、何のこと言ってるのかわっかんないな~♪」

京太郎「分かってて、変に接近してたんですね?そうなんでしょう!?」



警察官A「あー、ゴホン!君ぃ、ちょっといいかね」

京太郎「ホラ来た、私服の一さんと出掛ける話が決まった時点で、こーなるって思ってたんですよー!!」

警察官A「若いうちはなんでも試してみたくなる、って気持ちは理解できるよ?ただ何にだって限度ってもんはあるし、やっぱりプレイは公序良俗に反しないレベルでだね――」(クドクド

京太郎「ご……誤解なんですーーーーーーーー!!」



一「――――ってなことが、この間あったようななかったよ~な」(タッハッハ

ハギヨシ「なるほど。もしやここ数日、須賀様がお見えにならないのはそれが原因では……」

透華「というか一、この間の休日に見掛けないと思ったら……京太郎と買い物に行ってましたのね」(ジー

一「えー、なになにトーカ、買い物の後に二人でどこ行ったとか気になっちゃう~?」

透華「フ、フンッ、そんなの興味ありませんわ!!」

一(ここんところ、透華が見てて飽きないな~)(ニヨニヨ

一(あ、そういえばその時に、清澄の麻雀部の合宿の準備とか忙しくてしばらく来れないって聞いてたんだ)

透華「私に断りなく一と遊びに行ってたというのも腹立ちますが、なにより連絡一つ寄越してこないのが無性にムカツキますわね」(爪カミカミ

ハギヨシ「透華お嬢様……」(苦笑

一「とりあえずもうちょっと後でいいかなー、教えてあげるのは♪」

〈ケース3・一〉蔑視の中心で無実を叫ぶEND

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最終更新:2014年04月27日 23:05