憧「掃き掃除終わったわよー」
モブ子「おつかれー、早く掃除終わらせて部活行きたいね」
憧「そうねぇ、早くインハイに向けて練習したいわ」ウズウズ
モブ子「憧は良いなぁ……インハイって東京でやるんでしょ?」
憧「まぁね……でも観光とかそういうのは多分全部が終わってからになるだろうけどね」
モブ子「へぇー……あれ?そういえばモブ美ちゃんは?」
憧「バケツに水を汲みにいったまま帰ってこないけど……」
モブ美「お、重いですー……」プルプル
モブ子「あ、来た来た……もう、遅いよー」
モブ美「ご、ごめーん……いまそっちに……」ヨタヨタ
憧「……あれ、大丈夫なの?」
モブ子「止めたんだけど……本人がやるって聞かないから……」
モブ美「うわ……った、た……!」フラッ…タッタッタ
モブ美「わひゃっ……!」ステーン
バケツ「」ピューン
憧「……え?」
憧「うう……最悪」バタンッ
憧「まさか頭から思いっきり水被るとか思ってなかったわ……」ブルブル
憧(あんな涙目されると怒るに怒れなかったし……まぁ反省してたみたいだからいいけど)ブルッ
憧「……くしゅん!」
憧「制服も張り付いて気持ち悪いし……脱いじゃえ」バサッ
憧「で、窓際にでも置いとけば乾くでしょ……シャツは……」
ヨッシャー、キョウモゲンキニブカツヤルゾー!
憧「」
憧(うわヤバ……!?この声京太郎!?ど、どうしよう……こんな格好見せらんないわよ……!!///)アタフタ
憧(どっ、どっか隠れないと……!!)タタッ
京太郎「ちわーっす、今日もよろしくお願いしまーす!」ガチャッ
ロッカー「」
京太郎「ってなんだ、俺が一番乗りか……」
ロッカー「」
京太郎「うーん、仕方ない……誰かくるまで待ってるか……」ストンッ
ロッカー「」
ロッカー(in憧)(あ、危なかったぁ………おと少し遅れてたら見つかってたとこだったわよ……)
憧(部室から出ていく気配は無さそうね……で、でも……こんな格好あいつになんか見せられないわよ……///)←具体的に言うとスケスケのシャツ
憧(ど、どうするばいいのよこの情況……)
京太郎「あれ、なんでこんなとこに女子の制服があるんだ?」
ロッカー「!」ガタッ
京太郎「ん?」クルッ
ロッカー「」シーン
京太郎「……気のせいか」
京太郎「しかもなんか濡れてるし……誰かがここで乾かそうとしてたのか?」フム…
京太郎「でもただ置いてるだけじゃ全体的に乾かんだろ……よっと、ここにフックがあるからここにかけて……」
京太郎「これでよしっと」
憧(ーーーっ、あ……あぶなかった……本当にあぶなかった……)ヘナヘナ
憧(でも私の制服に変なことでもするかと思ったのにわざわざかけ直してくれるなんて……や、やっぱりあいつって良いやつなのかな……)
京太郎「あー、でもなんか窓際の辺りとか水浸しになっちまってんなー」
京太郎「しょうがない、掃除しておくか」
ロッカー「!!!!!!」ガタンッ
京太郎「な、なんだ!?」ビクッ
憧(マズイマズイマズイって……!!このままじゃ見つかっちゃう……!?)
京太郎「中の物でも落ちたのか?」スッ
憧(だ……ダメ!!!///)グッ
京太郎「あ…あれ、開かない……!?」ググッ
京太郎「昨日まで普通に開けれたのに……なんで急に立て付け悪くなってんだ!?」グググッ
憧(こ、こんな姿見られたらあたしっ………!!)グググッ
京太郎「ええい!漢、須賀京太郎!!ロッカーごときに負けてたまるかぁぁぁ!!!」
京太郎「そぉいっ!!!」ガチャッ
憧「あ……!」フラッ
京太郎「…………えっ?」
バターン
京太郎「いってぇー……いったい何が……?」パチクリ
憧「いたた……って」ムクリッ
京太郎・憧「あ」
憧(み……見つかっちゃったぁぁぁぁ!!?!?///)カァァ
京太郎(な、なんで憧がロッカーの中に……!?つうか憧……)
京太郎「おまえ……そのかっこ……」ジーッ
憧「な、なにジロジロ見てんのよ……///」
憧(もう……なんなのよ、なんで今日に限ってこんなに厄日なのよ……!!こんな姿見られるなんて恥ずかしいじゃない……!)
京太郎「……憧」ガシッ
憧「ひゃうっ!?な、……なに?」ビクッ
京太郎「おまえってさ……」
憧「う、うん……!」ドキドキ
京太郎「……以外とおもち、あったんだな」キリッ
憧「」ピシッ
京太郎「あ、でもさすがに松実先輩とかには負けてるか……そういえば憧、おまえなんてロッカーに「死ぇぇえぇぇぇぇえぇぇ!!!!!!」ぶるぅあぁぁぁ!!?」バチィィィン
晴絵「……で、なんでこうなってるの?」
憧「し、知らないわよ……!!///」プイッ
玄「だ、大丈夫……京太郎くん?」ユサユサ
灼「へんじがない……ただのしかばねのようだ」ツンツン
京太郎「」ピクピク
カン
最終更新:2014年04月27日 03:32