六月某日


ナンパ男A「いやぁー、君かわいいねぇ……もろに俺のタイプだよ!」ニコニコ

ナンパ男B「なに言ってるんだか、でも君がかわいいってのは同意するけどね!」

玄「あ、ありがとうございます……?」

玄(ど、どうしよう……夕飯の買い物に行くだけだったのに………変な人達に絡まれちゃったよぉ……!)アタフタ

ナンパ男A「俺知ってるよー、君確か阿知賀の松実玄ちゃんだったよね?」

玄(え……、何でこの人私の名前知ってるの……?)ビクッ

ナンパ男A「この前の麻雀の県予選で女子の部で大活躍だったよねぇ、俺そんとき会場にいたから試合見てたんだ」

ナンパ男B「それでこいつ君のファンになっちゃったらしくてさー、ダメもとで探してたんだけど、まさか本当に会えるとは思わなかったよ!」

玄「ふぇ……!?」

玄(な、なんかこの人達怖いよぉ……!?)ジワッ

ナンパ男B「それでさぁ……せっかくこうして出会えたわけなので、俺たち玄ちゃんと一緒にお茶でも飲みたいなーって思ってるんだぁ」ニヤニヤ

玄(た……助けて……お姉ちゃん……)ガクガク

ナンパ男A「良かったら一緒にどうかな?もちろんお金は俺たちが払うからさぁ」

玄(助けて………誰か………っ!!)キュッ





京太郎「おい、ちょっと待てよ!!」ザッ

玄「き、京太郎くん……?」グスッ


ナンパ男A「あ?んだよテメェ?」

ナンパ男B「俺たち今大事な話してるんでー、外野はちょっと黙っててくんねぇかなー」

京太郎「へぇー、外野はどっちの方だか……」ハンッ

ナンパ男A「んだとっ!?」カチン

京太郎「悪いけどさ」グイッ

玄「えっ……?」




京太郎「玄さんは、俺の彼女なんだよね」

玄「」ポスンッ

玄(え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!?!?!!?)ボンッ

ナンパ男A「は……はぁぁぁ!!!?」ガーン

ナンパ男B「ちょっ!?ありえないでしょ!!?」

京太郎「ありえないなんて酷いなぁ……ね、玄さん?」ニコッ

玄「え……は、はぅ……///」シュゥゥゥ

京太郎「……合わせて」ボソッ

玄「えっ……えっと……じ、実は………そうなのです……///」コクッ

ナンパ男A「」(呆然)

ナンパ男B「」(自失)

京太郎「さて、それじゃあ行きましょうか玄さん」ニギッ

玄「き、京太郎くん!て、手……!?」アワワワ

京太郎「やだなぁ……いつもしてる事じゃないですか!ほら、早く!!」スタスタ

玄「はぅ………は、はい……///」テクテク

ナンパ男A「」

ナンパ男B「」


数分後

京太郎「……あの、すいませんでした………咄嗟の事とはいえあんな嘘ついちゃって」ピタッ

玄「へ………えっ?///」ビクッ

玄(あ……れ?もう私の家の近くだったんだ………)

玄(うぅ……きょ、京太郎くんの手ばっかり集中してたらいつの間に……!)カァァ

京太郎「や、やっぱり嫌ですよね?俺なんかで振りとはいえ恋人の真似事なんか………あれも結構危ない綱渡りでしたし……」ハハ…

玄「そ……そんな事ないよっ!」

玄「京太郎くんがいなかったら……私、どうなってたか分からなかったし……それに、…あのときは、本当に怖くて……」ブルッ

玄「けど、京太郎くんが助けてくれたからもう大丈夫だよ!」

玄「だ、だからね……その……」モジモジ


玄「あ……ありがとう、京太郎くん///」ニコッ

京太郎「ま、松実先輩……!」パァッ

玄「でも、京太郎くんはどうしてあの時あそこにいたの?」

京太郎「ああ、それは俺も玄さんと一緒で買い物に行こうと……あっ」

玄「ど、どうしたの?」

京太郎「……タイムセール、もう終わりの時間だった……」ズーン

玄「あぅ……ご、ごめんね?私のせいで……」シュン…

京太郎「ま、松実先輩が気にすることなんかじゃないですって!!タイムセールは終わっちゃいましたけどまたさっきの道戻れば良いだけの話ですし……!」ピリリリッ

京太郎「あ……ちょっとすみません、……もしもし!」ピッ



灼『京太郎……買い物に行くだけなのにちょっと遅くない……?』

京太郎「…………すんません」


カーン!!