6月某日

京太郎「……はぁ」ボーッ

穏乃「ありゃ?きょーたろーどうしたの?」

憧「元気なさそうだけどなんかあったの?」

京太郎「ああ、二人とも……いや、何でもないわ……」ハァ

憧「何でもなさそうだから聞いてるのに……?それなんの写真?」

京太郎「あ、これは……」ピラッ

穏乃「なになに!?…………犬?」ポカーン

京太郎「ちげーよ!カピバラだっつーの!……引っ越すときに、連れていけないからって長野に置いてきたんだよ……」

穏乃「へぇー、カピバラって初めて見たけどかわいいね!」

京太郎「そりゃあもう可愛いさ!世話するのはちょっと大変だけど大人しいし人懐っこいし!……はぁ、あいつ元気にしてるかなぁ」ショボーン

憧「あれ?でも確か須賀くんのご両親って海外よね?長野に置いてきたってどういうこと?」

京太郎「あぁ、前にいた学校の先生に事情を話したら、学校で預かってくれるように校長先生に頼んでくれたみたいなんだ」

穏乃「なにそれ凄い良い人!」ビックリ

憧(あ、そっか……須賀くんって一年だけこっちにいる事になってるんだっけ)

京太郎「一年経ったらまた長野に帰るからそれまでの辛抱なんだけどな……病気とかになってねぇかなぁ……?」フゥ…


優希「きょーたろー!お手!」バッ

カピバラ「きゅー」サッ

優希「おー…お前は京太郎より賢いじぇ、ご褒美にタコスを食べさせてやろう」ナデナデ

カピバラ「きゅー♪」

まこ「お前さん……京太郎が帰ってきたら泣くぞ?」

和「優希……須賀くんがいなくて寂しいからってカピバラに須賀くんの名前つけるのはどうかと」

優希「ふん!あんな途中で雑用を放棄した犬なんか知らないじぇ!………知らないんだじぇ………」ボソッ

咲「……京ちゃん、元気なのかな?麻雀、続けてるのかなぁ……」ボーッ

久「まったく……はいはい、いない人の事は考えない!今は全国に向けて練習あるのみよ!」パンッ

和「宮永さん、優希……気持ちは分かりますけど、今は練習しましょう」

咲「原村さん……」

咲(それでも……やっぱり寂しいよ、京ちゃん)

優希「………きょーたろー」

カピバラ「きゅー……」

久(……改めて考えてみると、須賀くんの重要性がわかるわね……雑用の人手も足りなくなるし、咲達はあんな感じだし……)ウーン

久(……須賀くんにも悪いことさせてたわね、彼だって麻雀がしたくてここに入ったんだろうし)


久(………須賀くん、貴方は今、麻雀してるのかしら?)

カピバラ「きゅー……」


おわり