京太郎「恋人の振り、ですか?」

健夜「うん、恥ずかしい話だけどこんな事頼めるの京太郎くんしかいなくて。お願いできる?」

京太郎「俺は全然構わないですけどどうしてまた?」

健夜「こーこちゃんがお母さんに、冗談で私に彼氏がいるって言ったら信じちゃって……」

京太郎「はは、本当に仲いいんですね(棒)」

健夜「棒読みが隠せてないよ京太郎くん……」

健夜「と、とにかく日時は追って連絡するからよろしくね!」

京太郎「は、はい」

――――当日

京太郎「待たせるわけにも行かないし指定された時間の30分前に来たけど……」

健夜「///」

京太郎「なんであの人もういるんだろう……」

京太郎(とにかく声をかけるか)

京太郎「どうも小鍛治さん、随分と早いご到着ですね。待たせない様に早く来たのに」

健夜「は、はひっ!?い、いや私も今来たところだからっ!」アセアセ

京太郎(アタフタしてる小鍛治さん、可愛いな……)

京太郎「小鍛治さん、今日の服似合ってますね。可愛いですよ」

健夜「か、くぁわっ?あわわわ」

健夜「ーっ!ごほん!京太郎くん、今日は苗字じゃなくて名前のほうでお願い!」

京太郎「へ?わかりました。健夜さん。とりあえず映画でも見に行きましょう」ギュッ

健夜(手、手をぎゅってうわ、わわわわわ)ボンッ

京太郎「?健夜さんどうかしましたか?」

健夜「なんでも、なんでもないよ!さあ、行こうか京太郎くん!」

――――映画館、映画鑑賞後

京太郎「いい映画でしたね、健夜さん。俺は結構好きでしたよ」

健夜(隣の京太郎くんが気になって頭に入って来なかった……)

京太郎「お腹すきませんか?近くに喫茶店があるみたいなんで行きましょうか」

健夜「うん。あの……」

京太郎「なんです?」

健夜「また手を握って欲しいかなって……///」

京太郎「ええ、お安いご用です」ギュッ

京太郎「じゃあ行きましょうか健夜さん」

健夜「うん、そうだね!」

―――

――


ピッ

恒子「とまーこの前の疑似デートはこんな感じでした!このあとカップルドリンク飲んだりもしてたんだけど不覚にもバッテリーが切れちゃってね!」

咏「こりゃまた初々しいねぇ。見てるこっちが恥ずかしくなってくるよ」ケラケラ

健夜「ちょっとまってこーこちゃん!なんで撮ってあるの!?」

恒子「そりゃーこんな面白そうなことほっとくわけがないでしょ!ちゃんとすこやんのお母さんにも見せたから心配しないで」

健夜「それでか!それで昨日は赤飯なんか炊いてたのかお母さん!」

健夜「こーこちゃーん?」

恒子「すこやんのためを思ってこそだったんだよ……」

健夜「問答無用ー!」

恒子「ぎゃーっ!」

バタバタ

京太郎「これ大丈夫なのかな……色々と」


――fin