カランカラン……。

耕介「結構、混んでるな……」

京太郎「いらっしゃいませ!今、カウンター席の方しか開いてませんがよろしいですか?」

耕介「ええ、構いませんよ」

京太郎「では、席はこちらに…………お冷になります」コト

耕介「どうも、いいお店ですね。一人で喫茶店を?」

京太郎「いえ、今は仕事で居ませんが妻が休みの日は一緒に」

耕介「そうでしたか」

京太郎「お客様は旅行か何かで?」

耕介「いえ、一週間前に妻と一緒に引っ越しまして……近所に住む、白築といいます」

京太郎「須賀です」

京太郎「一週間前ですか……あぁ、あの最近建った大きな家の……」

京太郎(俺と同い年ぐらいに見えるから……20代後半ぐらいか?)

京太郎「……すごいですね」

耕介「恥ずかしながら、ほとんどは妻が買ったようなものですよ……」

京太郎「そうでしたか」


テレビ『ついに始まりました、○○戦。実況は私△△と』

テレビ『解説の××方でお送りします』


京太郎「お……」←テレビに注目

耕介「お……」←テレビに注目

――――――
――――
――

――しばらくして……。

テレビ『おぉっと、白築プロ。ここでニ位からトップに浮上ーー!!』


京太郎「おぉー。あの白築プロって人、かなり強い」

京太郎「あの待ちからとか、普通は出来ないぞ……」

京太郎「…………これは咲のヤツ、今日は苦戦しそうだな」ボソ

京太郎「白築さんも強いと思いますよね?」

耕介「……」ブルブルブルブル

京太郎「?」

耕介「……」ガタッ

京太郎「……白築さん?どうか、なさ――――」

耕介「アレねっ、俺の嫁なんすよ!!」目を輝かせ

京太郎「まじで!?すごいですね、白築さんの奥さん!」

耕介「ですよね!!」目を輝かせ


京太郎「イェイ!!」耕介「イェイ!!」

パチン!←二人でハイタッチ


耕介「ヤバイな!!すごく、テンション上がる!!」

耕介「もう、自慢したい!!妻の自慢がしたい!!聞いてくださいよ、須賀さん!!」

京太郎「ええ!!聞きますよ、奥さんの話!!」

耕介「俺の嫁、慕って言うだけど!!」

京太郎「ほう!!」

耕介「慕は昔から俺の手を離さなかったりするぐらい!!」

耕介「甘えん坊な所があってですね!!」

京太郎「――ほう!!それはまた運命的!!いや、運命でしょ!!それ!!」

耕介「ですよね!!」

京太郎「ですよ!!」


京太郎「イェイ!!」耕介「イェイ!!」

パチン!←二人でハイタッチ


耕介「料理が得意で生姜焼き、グタラン、おでんと俺の希望をですね!!」

京太郎「――それはすごい!!統一感のないメニューとか作るの大変なのに!!すご過ぎ!!」

――――――
――――
――



――さらに時間が経過……。

テレビ『カン!もう一個カン!もう一個カン!』

テレビ『嶺上開花ツモ――』

テレビ『須賀プロ。ここで白築プロを離しトップに浮上!!』


耕介「くぅ」←頭を押さえ

耕介「嘘だろ!?あのプロ、強っ!?せっかく、トップだったのに!?」

耕介「でも、大丈夫だ……そう、慕ならな!」

耕介「にしても、この須賀プロって人すご過ぎだろ……」

耕介「嶺上開花とか初めて見たぞ……」

耕介「須賀さんもそう思いますよね?」

京太郎「……」ブルブルブルブル

耕介「?」

耕介「須賀さん?どうかしま――」

京太郎「アイツねっ、俺のイイ嫁さんなんすよ!!」目を輝かせ

耕介「まじで!?須賀さんの奥さんだったんですか!」

耕介「何度も嶺上開花なんて、すご過ぎでしょ!」

京太郎「ですよね!!」目を輝かせ


耕介「イェイ!!」京太郎「イェイ!!」

パチン!←二人でハイタッチ

京太郎「くぅぅ……やばいなっ!!テンション上がるっ!!」

京太郎「あぁもう、自慢したい!!俺の嫁さんとの話、自慢したい!!白築さん、聞いて!!」

耕介「是非!!聞かせてください!!」

京太郎「俺の嫁さん!!咲って言うんだけど!!」

耕介「ほう!!」

京太郎「昔からすぐに迷子になるんですけど!!」

京太郎「昔から俺!!絶対に咲を見つけてましてね!!」

京太郎「何だろ?咲が居る場所が何となくでわかっちゃうんですよね、これが!!」

耕介「もうそれ!!赤い糸とで結ばれてる!!」

耕介「須賀さん達、結ばれる運命だったんだって!!」

京太郎「ですよね!!」

耕介「ですよ!!」


京太郎「イェイ!!」耕介「イェイ!!」

パチン!←二人でハイタッチ

京太郎「しかも、咲!!昔からすごく優しいヤツでさ!!」

耕介「ほう!!」

京太郎「昔、両親が不在の時とか!!俺の家までやってきて!!」

京太郎「夕飯作ってくれるんでしょ!!」

耕介「おぉ、イイ嫁さん!!」

京太郎「ですよね!!」

耕介「ですよ!!」

耕介「イェ――」

――ハイタッチキャンセル発動

京太郎「――しかも!!」

耕介「……」

京太郎「咲の手料理、めっちゃ上手いの!!」

京太郎「すごく俺の好みなの!!」

京太郎「俺、咲の手料理大好き!!咲さん好きだ!!大好きだ!!」

京太郎「もう、今日は閉店!!店じまい!!昼だけど!!」

常連客の皆様方「「「!?」」」


京太郎「俺、今から咲の応援行く!!」

耕介「いいですね!!俺も慕の応援に行く!!」

京太郎「ええ、一緒に行きましょう!!」

耕介「えぇ!!是非、行きましょう!!」

京太郎「ということで!!常連客の皆さんさっさと帰宅!!」

常連客の皆様方「「「!?」」」

――――――
――――
――

――会場内

咲(うーん、京ちゃんが会場前で待ってるらしいけど……なんでだろ?)

咲(何か、特別なことってあったかなぁ……)

「あっ!須賀プロ!」

咲「?」

咲「あ……白築プロ?どうして?」

慕「実は夫と、会場前で待ち合わしてて……須賀プロは?」

咲「私も夫……京ちゃんと会場前で待ち合わせしてまして」

慕「わー。それって、すごい偶然」

咲「ホントですね」

慕「じゃあ、一緒に行く?」

咲「はい」

――――――
――――
――

――会場前

咲「あれ、何だろ?外が騒がしいや」

慕「あ、ホントだね。なんだろ?」


モブA「見て見て、あの二人!すごい、イケメン!」

モブB「ホントだ!あの金髪の人、すごくカッコいい」

モブC「私はあの茶髪の人がいいなぁ」

モブD「うーん、年上よりアタシ同い年ぐらいがいいかな」

モブC「あの茶髪の人も私が見たところ30……いや、20代後半でしょ?」

モブD「いやいや、あのタイプの人は一定の年齢過ぎると老けないタイプなの」

モブ達「「「「ともかく、カッコいいわぁ……」」」」

咲「……」ブルブルブルブル

慕「……」ブルブルブルブル

咲と慕「「あの!!」」

モブ達「「「「はい!?」」」」

咲「金髪の人!!京ちゃん!!」

慕「茶髪の人!!耕介さん!!」

咲と慕「「私の夫なんですよ!!」」目を輝かせ

カン