名前で呼ぼう!の会ぱーとつー


京太郎「っていうことがあった」

嫁田「え?終わり?」

ハギヨシ「その空気の中、本当に神代さん一人名前で呼んだだけなのですか?」

京太郎「やっぱりいきなり名前呼びするのは駄目ですね。小蒔さんだからその後上手くいきましたけど、会話がどうしても止まるんですよ。

その時、他に一緒にいた人達はなんか不機嫌みたいでしたし」

嫁田「...そりゃ自分達が苗字呼びのままだったら不機嫌にもなりますよねぇ」

ハギヨシ「...止めましょう。この子はまぁ次に呼べればそれでいっかと思ってますからね、絶対」

京太郎「ところで、なんですけど」

嫁田「ん?」

ハギヨシ「はい?」

一太「どうしたんだい?」

京太郎「何で副会長が湧いてるんですか?」

一太「湧いたって何だ!?人をウジ虫みたいに!」

嫁田「あー、この人な。なんかこっそり来たみたいなんだけど、全国代表のロリっ娘を生で見たいとかそんな理由だろ。確実に」

ハギヨシ「すみません。この方衣様に危害を加えそうな気配がするので、駆除してもよろしいでしょうか」

一太「気配がするだけで駆除とかしようとしないでください!」

京太郎「気配がするのは否定しないんですね...」

一太「それで何だっけ?須賀君が年上の女性達を名前で呼べるようになりたいっていう話題だったっけ?」

京太郎「いえ。現時点においてはロリコン副会長をどう駆除するかの話し合いを」

嫁田「追い出してもまた湧いてきそうだし、やっぱここは殺処分しかねぇな」

ハギヨシ「自殺に見せかけても看破される可能性はありますからね。やはり死体が見つからないように解体しなければ」

一太「君達チームワーク抜群だね」

京太郎「まぁそれはおいおいとして」

一太「冗談でないどころか止める気も無いんだね」

嫁田「清澄の先輩二人は部長と次期部長だから名前で呼ぶ必要は無いとしても、他の人達にそうそう会う機会って作れるか?」

京太郎「明日に関しては問題ない。千里山の人達に麻雀指導してもらえる予定だから」

ハギヨシ「あぁ。あの関西最強と名高い千里山ですね」

一太「僕はあそこチビッ娘がいないから好きじゃないなぁ」

嫁田「こういう変態がいたりするから忘れがちだけど、良く考えればあそこまで成長しないまま高校生やってる女子があんなにいるってのもおかしい話だよな」

京太郎「まぁ最たる例としては三尋木プロとかいるし、考えたら負けな気はする」

一太「三尋木プロ!いいよねあの椅子に座ると足が届かなくてプラプラさせてる所とか!」

京太郎「静かにしろ」

嫁田「そして爆ぜろ」

ハギヨシ「ついでにハゲろ」

一太「だからなんなのそのチームワーク!?それとハギヨシさんさっきからキャラ違いますよねぇ!?」

ハギヨシ「さて、ここでおさらいしましょう。京太郎君が神代さん一人しか名前で呼べなかった原因は、会話の中で突然呼び方を変えたことにあります」

嫁田「ですねー。その日会った時は苗字呼びだったのが、食事中の特にアクションも無い時に名前呼びに変えられたら普通は戸惑いますよ」

京太郎「前回は小蒔さんだからこそ達成できたと考えるべきですかね」

ハギヨシ「そんなことはなかったでしょうですが、ここではそうとします。そこで私から提案させて頂くのは、会話の中自然に呼ぼうとするのではなく、会った時に呼ぶとしてみてはどうでしょうか?ということです」

京太郎「会った時にいきなり、ですか?」

嫁田「成程。そうすりゃ会話が突然止まることによる不自然さは消えますね」

ハギヨシ「勿論何故今日になっていきなり?という不自然さは残るでしょうが、最善の策ではあるかと思います」

京太郎「分かりました、試してみます。...ところで副会長、さっきからそっぽ向いて黙ってますけどどうしました?」

一太「あ、終わった?いや、欠片も興味の無い話だったから、ころたんの事を思い出してたんだよ」

京太郎「アンタ何でここにいるんだよ」

ハギヨシ「衣様をそのように呼んでいいと誰が許可しましたか?削除しますよ?」



翌日。

京太郎「という訳で千里山の共同スペースたる部屋前に来たんだが」


リューカー、ヒザマクラー

モォ,シャーナイナートキハー


京太郎「扉の向こうではいつもの膝枕が行われているようだな」

京太郎「...ちょっと羨ましい」

京太郎「膝枕は勿論、ああいう母性溢れる人に思いっきり甘えられるっていいよなぁ」

京太郎「...清水谷先輩は将来共依存しそうで心配だけど」

京太郎「っと、いけないいけない。ちゃんと名前で呼ばなきゃいけないんだった」

京太郎「よし。まずは深呼吸して...」スー...ハー...


ガラッ

京太郎「こんにちわ!竜華さん、怜さん!今日はご指導お願い致します!」


竜華「」

怜「」

京太郎「...............」

京太郎(二人共固まってしまった)

京太郎(何故だ...。ちゃんと噛まずに言えたし、膝枕してる所はもう何度も見てるからまずい所を見られたっていう感じでもないのに。やはり名前呼びは不評だというのか...)

竜華「...須賀君」

京太郎「(ビクッ)は、はい」

竜華「疲れたやろ。清澄のホテルからここまで結構遠いんやし」

京太郎「はい?」

怜「せやなー。ま、扉の前でボーッと突き立っとらんと、はよ座り」

京太郎「え、あ、はい。それじゃあお言葉に甘えて...」ポスッ

怜「コラコラ、誰がそこの椅子に座れ言うた」

竜華「せやせや。ここに決まっとるやろ」ポムポム

京太郎「...え?隣ですか?」

竜華「当たり前や」

京太郎「わ、分かりました...」スタスタ、ポスッ

竜華「ほんで...」グイッ

京太郎「うわっ!?」フニュ

怜「どやー?竜華の膝枕は気持ちええやろー?」

京太郎「いや、確かに気持ちいいですけど、これはちょっと恥ずかしいというか...!」

京太郎(モ、モチモチな太ももの感触が...!頭くっつけた怜さんからも女の子の良い香りも漂ってくるし...!)

竜華「遠慮せんでええって。気付いとるんやで?うちが怜に膝枕しとる時、須賀君が怜の事羨ましそうに見とるの」

京太郎「バレてた!?」

京太郎(竜華さん(の膝枕)ばかり見てたのがバレてた!自殺してぇ!)

京太郎(ーとまではいかんが、穴があったら入って蓋をしたいくらいには恥ずかしい...)

竜華「うち、不安だったんやで?」

京太郎「え、な、な、何がですか?」

竜華「須賀君、礼儀正しいから苗字と先輩呼びするやん?」

竜華「礼儀正しいのはええことやけど、そないな呼び方やとうちらに心開いてくれとらん思ってな」

京太郎(ハギヨシさんの推察は正しかったということか...)

竜華「でな、名前呼びしてくれるようなったら、思いっきり甘やかしたろーって決めてたんや」

怜「竜華の膝枕はうち専用やったけど、まぁ京君なら分け合うくらいはええわ」

京太郎「それは光栄ですが...京君?」

怜「せや。折角名前呼びしてくれたんやから、うちらも下の名前で呼ばなアカンやろ」

竜華「そやったな。ちゅーわけで」


竜華「これからもよろしくな、京君♪」


京太郎(その後、セーラさんと浩子さんを名前で呼んだら、顔を赤くしてそっぽ向かれた)

京太郎(指導はみんな親身になって行ってくれたが、泉の微妙な視線が気になった)


とりあえずカンッ!