哩「はぁ……」
京太郎「悩みごとですか?」
哩「こい、どがんしよう」
京太郎「ああ、このプレゼントの山。先輩、女子に人気ですよね」
哩「プレゼントばもらうんは嬉しか……ばってん量がな」
京太郎「持って帰ろうにもちょっと難しいですかね、これは」
哩「まさか捨てるわけにもいかんし」
京太郎「ですよね……この分じゃこれは邪魔かな」
哩「ん、そいは……」
京太郎「俺からのプレゼントです。まぁ、後日落ち着いたら渡しますね」
哩「ま、待つばい!」
京太郎「うい?」
哩「中身ば開けてもよかと?」
京太郎「どうぞ」
哩「……こいは、首輪?まさか私を……?」
京太郎「違いますチョーカーです!なに考えてんですか」
哩「ふぅ……なんでもなか」
京太郎「なんでダメだこいつみたいな感じで首振ってんですか。ため息をつきたいのはこっちですよ」
哩「そいは置いといて、着けとけば邪魔にはならんとね」
京太郎「露骨な軌道修正っすね」
哩「ど、どう?におうとる?」
京太郎「当たり前でしょう。部長に似合うって思って買ってきたんだから」
哩「~~っ、きょ、京太郎!」
京太郎「はい?」
哩「す、すいとう……よ」
京太郎「えっ?」
哩「も、もう帰るけん!」
京太郎「あ、このプレゼントの山は――って行っちゃったか」
京太郎「それにしても、水筒?喉でも乾いてたのか?」
姫子「……須賀、話があるけん」
京太郎「うおっ、いたんですか」
姫子「まーた部長ばたぶらかして!今日という今日は許さんばい!」
京太郎「ちょっ、その鎖はどこから――」
カンッ
最終更新:2014年04月18日 02:00