京太郎「あんたさ」
憧「ちょっと」
京太郎「なんスか?」
憧「その、あんたっていうのやめてくれない?好きじゃないんで」
京太郎(自分は人のことそー呼ぶくせに)
京太郎「じゃあなんて呼べばいいわけ?新子……さん?」
憧「憧でいーよ」
京太郎「え、いいの?」
憧「なんで?友達じゃん?」
京太郎「…………ともだち?」
憧「なに!ヤなの!?しつれー」
京太郎「いや、結構……ってかかなり迷惑かけてると気がすんだけど、なのに?」
憧「あー……まぁ、ワザとやってんなら頭くるけど別にそういうわけでもなさそーだし」
憧「それに悪いヤツとは思えないしね。とりあえずは」
京太郎「なんでそう言えんの?疑われる要素はあっても信用される覚えないんだけど」
憧「んん、まぁ信用してるってのとは違うかな。実際まだほとんどあんたのこと知らないし」
憧「でも、あたしはあたしを信用してんの」
京太郎「どゆこと?」
憧「あんたが悪いやつじゃないってあたしの勘を、あたしは信用すんの」
京太郎「なんか、簡単だな」
憧「あはは、そーかも。で、あんたさぁ」
京太郎「京太郎」
憧「はい?」
京太郎「あんたでなく、……京太郎で」
憧「ふふ……うん。京太郎」
カン
最終更新:2014年04月12日 14:51