照「今日はヘアカットの日」

京太郎「たしか明治時代のこの日に女子の断髪禁止令が発布された日でしたっけ?」

照「結局その翌年に解除されたけどね」

京太郎「で、それがどうしたんですか?」

照「今日は私が京ちゃんの髪を切ってあげる」ムン

京太郎「その流れでどうしてそうなるんですか…」

照「…小さい頃みたいに京ちゃんの髪切りたい」

京太郎「…ああ、よく切ってもらいましたね」

京太郎(何回か耳切られたような…)

照「いい?」

京太郎「…大丈夫ですか?」

照「大丈夫。やさしくするから」

京太郎(不安だ…)


照「相変わらず京ちゃんの髪はサラサラ」チョキチョキ

京太郎「そうですかね?」

照「ちょっと妬けちゃう」チョキチョキ

京太郎「そんなこと言われても…照さんだって充分サラサラじゃないですか」

照「手入れしてるからね」フフン

京太郎「ちょっと意外です」

照「むぅ」プクー

京太郎「…なんか懐かしいですね」

照「…うん」チョキチョキ

京太郎「昔よく耳切られましたね」

照「ご、ごめん…」チョキチョキ

京太郎「別に気にしてませんよ。照さんが上達して何よりです」

照「これに関してはポンコツなんて言わせない」キリッ

京太郎「言いませんよ」ハハハ

京太郎(それにしても懐かしいな…

あの頃は耳切られて俺は大げさに悲鳴あげてたなぁ……それで照さんがオロオロして…

……咲が「京ちゃんが死んじゃうよ~!!」って泣いちゃったりして…

俺と照さんが頑張ってなだめたなぁ…)

照「~♪」チョキチョキ

京太郎(……そんな二人が今、喧嘩してるんだよな。結構深刻なレベルの…

家族の問題だから俺が出しゃばることはできないけど…

……あの頃みたいにみんな仲良くできる日は来るのかな…)

照「できた。鏡持ってくる」テテテ

京太郎(まぁ何にせよ)

照「どう?」つ鏡

京太郎「…照さん」

照「?」

京太郎「これからもお願いできますかね?」

照「…うん♪」ニコッ

京太郎(俺はこの笑顔を守れるような人間になりたい)

カンッ!