京太郎「さ、塞さん!ちょっと近すぎませんか…?」

塞「うーん、そうかもねー…ふふっ」

京太郎「お、俺としては凄く嬉しいんですけど…一体何を考えているんですか?」

塞「知りたい?じゃあ、後で京太郎の家に行ってもいい…?」

京太郎「おふぉぉっ!?」

塞「くすくす……あはは、やっぱり京太郎って可愛い」

京太郎「も、もう……」


白望「………」

胡桃「シロー充電し……ひぃっ」

白望「……エ…ニナイ…ス…」ブツブツブツ



胡桃「(――その時のシロの顔は忘れられない、

目がかっと開かれていて血走り、暗夜に浮かぶ般若面のような表情で、

髪も少し逆立っているように見えた

少し開いている口からは呪詛のように何かの言葉が漏れていた

そこに私の知っているシロは存在していなかった

……でも、恐ろしかったのはそれだけじゃない)」


白望「……サ…イ…カ…コ…」ブツブツブツ

胡桃「…ひ…ぃ…!」カタカタカタカタ


京太郎「あっ、シロさん」


白望「なに京太郎」

胡桃「…!?」

京太郎「カレーお好きですか?

昨夜作りすぎちゃったのがあって……
もしご迷惑でなければシロさんの家におすそ分けをしても?」



白望「迷惑のはずがない、大丈夫」

胡桃「……」カタカタ


胡桃「(さっきまであんなに怖い顔をしてブツブツ呟いていたシロが、

京太郎に話しかけられた途端に、その顔を消していた…

一瞬の変わり身……それが何だかたまらなく怖くて仕方がなかった

そして、このあと…)」


京太郎「よかった、助かります……それではまた後で」

塞「京太郎!ちょっと来てくれるー?」

京太郎「あ、はい!」

塞「ありがとっ♪………ふふ」チラリ


白望「…エ…ゲン…シ…」ブツブツブツ

胡桃「あ…あぁ……!」カタカタ


胡桃「(そのとき私は理解した

塞はわかっていてやっていた…

シロに、見せ付けていたんだということ

私が今まで気づいていなかっただけでこんな事がずっと行われていたということ

……そして、そのときシロが何をずっと呟いていたのか、聞き取れてしまった

本当に何もかも……知らないほうがよかった)」





白望「…塞、いい加減にしないと殺す」

カンッ