京太郎「という訳で海ですよ、衣さん」

衣「うむ、青い空と海!素晴らしい絶景だ!」

京太郎「はは……まさか、衣さんと二人きりで海に行くとは思いませんでした」

衣「むーっ!どうしてだ、衣と一緒は嫌なのか?」

京太郎「そういうことじゃなくて。ついこの前までは衣さんとは赤の他人でしたから」

京太郎「それが今はこうして二人で遊ぶ仲になったことに少し驚いていまして」

衣「確かに、衣ときょーたろーは県大会予選では全く会わなかったしな……」

京太郎「そうですね。でも、今はこうして笑い合ってる。それでいいじゃないですか」

京太郎「あんな出会い方でしたけど、俺は衣さんと知りあえて嬉しいです」

衣「きょーたろー……」

京太郎「さあ、せっかく海に来たんですから遊びましょうよ」

衣「そうだなっ!今日はたっぷりと付き合ってもらうからなっ」

衣「で、どうだ!今日の衣は!」

京太郎「どう、とは……いつも通り可愛いですよ」ナデナデ

衣「えへへ……って衣を子供扱いするなーっ!」

衣「今日の衣は大人を目指してみた!どうだ、この水着は!」

京太郎(どうだと言われても……赤のビキニだよなぁ)

京太郎(背伸びしてる感がすごいけど。まあ、ここは)

京太郎「ええ、似合っていますよ」ニコリ

衣「そ、そうか……それはよかった」

京太郎「はい。それよりも、せっかく海に来たんですから早く遊びましょう」

衣「そうだなっ!行くぞ、きょーたろーっ」

京太郎「ほらっ!」

衣「ひゃあっ!冷たいぞっ」

京太郎「そりゃあ水をかけたから冷たいに決まっていますよ」バシャバシャ

衣「むっ、なら衣もお返しだっ」バシャバシャ

京太郎「はははっ、全然冷たくないですよー」

衣「く、くそおおおお!衣のほうが多く水をかけるんだー!」バシャバシャバシャバシャ

京太郎(……楽しいなあ)

京太郎(こうやって一緒に遊んで笑い合うって)

京太郎(いつまでも、いつまでも続けばいいのに)

京太郎(俺も、衣さんも変わらずに……いつまでも)

衣「ぬー!全然効いてな……わっ!?」

京太郎「衣さん!」ダキッ

衣「きょ、きょーたろー?」

京太郎「ふう……はしゃぐのはいいですけど滑って怪我したら元も子もないんですから」

衣「う、うん……」

京太郎「俺やハギヨシさんがいない時だってあるんです。気をつけて下さい」

衣「その、わかったから……」

京太郎「あ、すいません。抱きしめたままでしたね」パッ

衣「い、いや。気にしてないぞ、衣は大人だから」

衣(言えない……もっと抱きしめて欲しいなんて)

衣(きょーたろーに抱きしめられた感触が気持ち良かったなんてっ)














カン!