京太郎「部長、誕生日おめでとうございます」

久「あら、ありがとう。でも、もう部長じゃないわよ?」

京太郎「いや、なんかつい」

久「ま、細かいことはいいわ。それで?まさかそれだけじゃないわよね?」

京太郎「当然……なんですけどね」

久「?」

京太郎「えっと、とりあえずこれを付けてついてきてもらえませんか?」

久「目隠し?」

京太郎「ええ」

久「別にいいけど、目隠ししたまま歩くのは危ないわよ?」目隠しする

京太郎「それはまぁ、俺が手引くんで」ギュ

久「……ちょっと、何も見えない時にいきなり手握ったりしないでよ」

京太郎「す、すいません」

久「……びっくりするじゃない」ボソッ

京太郎「?それじゃ、こっちです」


京太郎「着きました。外しますね」

久「ありがと……ってここ部室?それになんで扉が開いたロッカーの前なのよ」

京太郎「いや……それは」

まこ「こういうことじゃ」ゲシッ

京太郎「うおっ!?」

久「きゃっ!?」

京太郎「そ、染谷先輩!?話が……」

ガチャン

久「え?ここ、ロッカーの中?」

京太郎「染谷先輩!?なんで俺までロッカーの中に!?」

まこ「おう、久。誕生日おめでとさん」

久「え、ええ。で、この状況はなんなのかしら?」

まこ「誕生日プレゼントじゃよ」

京太郎「先輩!?」

まこ「元々京太郎にはお前さんをロッカーの前まで連れてくるようにしか言うとらん」

まこ「で、こっからが本題でな。お前さんと京太郎をしばらくロッカーに閉じ込めた」

まこ「邪魔も入らんし、京太郎も逃げれん。好きにしてええっちゅうプレゼントじゃな」

京太郎「な、なんなんですかそれ!?そんなの喜ばれる訳…」

久「まこ」

まこ「うん?」

久「プレゼント、ありがとうね。遠慮なく、"もらう"わね」

まこ「おーう。1時間くらいか?」

久「そうね……2時間よ」

まこ「分かった。じゃ、またなー」

京太郎「先輩?染谷先輩!!……マジでどっかいったんですか!?」

久「須賀くん」

京太郎「は、はい?ってなんですか、ここ狭いですけどそんなに密着して」

久「とりあえず、部長って呼ぶの禁止」

京太郎「え、え?」

久「久って、呼びなさいね?」

京太郎「え、ちょ…」

2時間後、ロッカーの中からロッカーの外に場所を移しただけでした


カンッ!!